この記事で解決できるお悩み
動物系専門学校を卒業したあとペットショップで3年働いてました。
今では10匹以上の爬虫類に囲まれながら過ごしてます。
爬虫類ケージに水槽って使ってもいいの?
今回はこんな悩みを解決します。
結論を言うと『使ってもOK』です!
「え!?水槽って爬虫類飼育に使ってもいいの?」と思うかもしれませんが実はめちゃくちゃ優秀なケージなんですよね。
この記事では『なぜ爬虫類飼育に水槽がおすすめなのか紹介』します。
水槽は爬虫類飼育で優秀すぎて私も使ってるのでケージ選びで迷っているという人はぜひ使ってみてください!
そもそも爬虫類飼育に水槽って使ってもいいの?
まず最初に「爬虫類の飼育に水槽って使ってもいいの?」という疑問に答えます。
結論:問題なく使用できます
水槽は金魚や熱帯魚を飼育するケージなので、そのため『水槽=水の生き物を飼う』というイメージが強いかもしれませんが意外と使われるケージです。
実際に私もトゲオアガマというトカゲを水槽で飼育しています。
とは言われても「専用ケージが売られてるのにわざわざ水槽を使う理由なんてある?」 と疑問に思いますよね。
そこで、次からはなぜ水槽がおすすめなのかお話しようと思います。
【メリット】とにかく値段が安い
爬虫類飼育で専用ケージではなく水槽を選ぶ理由はやはりこれです。
値段がとにかく安い!
以下で水槽と専用ケージを比較しました。
水槽 | 値段 |
60cmレギュラー水槽(奥行30cm) | 約3000円 |
60cmワイド水槽(奥行45cm) | 約13000円 |
専用ケージ | 値段 |
パンテオン6045 | 約16000円 |
グラステラリウム6045 | 約19000円 |
水槽は専用ケージと比べるとかなり安め。半分以下と言っていいですよね。 奥行き45cmのサイズですら4000円以上安く買えます。
とは言われても「いやいや、性能面で差があるんでしょ?」こんな疑問が湧きますよね。
確かに性能面では専用ケージが上なのは間違いありません
『コード穴や通気性、脱走対策』とどうしても機能性に差があるのは事実です。
ただ、実をいうと大きく差があるというわけでもないんですよね。
実際に私も水槽で5年以上トゲオアガマを飼育していますが性能面で気になったことはほとんどありません。
風通しも悪くないですし脱走も対策すればOK。広さも十分ですよ!
もちろん細かい部分で劣る部分はありますが機能的には水槽でも問題ありません。
とはいえ、水槽ならではのデメリットもあるので「水槽使ってみたいな」と考えている方は必ずチェックしてください。
水槽を使うときのデメリット
爬虫類を水槽で飼うときのデメリットが2つあります。
どちらも飼育するうえでかなり重要なのでデメリットを踏まえて使うかどうか決めてくださいね。
デメリット①脱走に注意
まずは『脱走対策』。爬虫類を飼育するなら必須ですよね。 専用ケージなら気にしなくていいですが水槽は別です。
なぜなら『水槽にはフタがない』から
水槽は金魚や熱帯魚を飼育する前提で作られているので何の対策もしないと上から逃げられちゃいます。
そのため『水槽で飼育するときはフタでもネットでもなんでも良いので対策が必須』ですよ!
とは言われても、具体的にどうやって対策すればいいかわからないと思います。
そこで、ここからは私が実際にやっている対策方法を教えますね。
【私がしている脱走対策】
私がやった対策は超単純。水槽に『網目状のフタを載せた』だけです。
最初はネットでも良かったかなと思いましたがたるむのが嫌だったのでやめました。
色々試しましたが網目状のフタが一番使いやすかったですね。
【私が使っているフタ】
ちなみに私が乗せているフタがこちら。『スドー ハープネット』です。
私も使ってますが水槽内が蒸れることなく脱走対策にもなるので重宝してます。
そのため、脱走対策で迷ったら『スドー ハープネット』にしておけばOKですよ!
ちなみに『フタを置くなら風通しの良い網目状のものが望ましい』です。
というのも、布や木の板みたいな密閉性の高いものは水槽が蒸れます。
そのため、風通しの良い網目状のフタを使うといいかなと思いますね。
デメリット②生体を驚かせる
水槽は『生体を驚かせる可能性』があります。
なぜなら、人間が水槽の上から手を入れてしまうと 「大きい動物に襲われる!」 と感じて驚いてしまうから。
これは爬虫類にとって大きなストレスになるので注意が必要ですよ。
ちなみに専用ケージは『正面に扉があるものが多く上から手を入れることはない』です。
そのため、生体を驚かせることはほぼありませんよ。
【おまけ】水槽はサイズがめちゃくちゃ多い
水槽はサイズがめちゃくちゃ多くて『10種類以上』あります。
ぶっちゃけ、多すぎるので私が厳選してきた爬虫類飼育でよく使われる4つのサイズだけ紹介しますね。
一部の大型種以外はほとんど飼えると思うのでぜひ参考にしてください。
幅30cm×奥行30cm
『30cmキューブ水槽』とも言われます。今回紹介するサイズのなかでは1番小さいですね。
その小ささゆえに飼育できる種類はかなり限られます。
30cm水槽で飼える爬虫類
- ヒョウモントカゲモドキ(レオパ)
- ニシアフリカトカゲモドキ
- ヘルメットゲッコー
- ソメワケササクレヤモリ
他にも色々いますが、パっと思い浮かんだのはここらへん。
小型のヤモリが多いですね。レオパやヘルメットゲッコーを飼うなら大き過ぎず小さ過ぎない丁度いいサイズですよ!
ちなみに『ヘビやカメはサイズ的に厳しい』です。人気のフトアゴヒゲトカゲも飼えません。
中型~大型の爬虫類は軒並み飼育できないので『小型の爬虫類専用』だと思ってもらっていいかと。
幅45cm×奥行30cm
先ほどの30cm水槽を一回り大きくした水槽です。
30cmキューブ水槽より一回り大きいので変える生き物が少し増えます。
そのなかでも大きいのが『小型のカメが飼えるようになる』ことですよ。
45cm水槽で飼える爬虫類
- ヒョウモントカゲモドキ(レオパ)
- ニシアフリカトカゲモドキ
- ヘルメットゲッコー
- ソメワケササクレヤモリ
- ミシシッピニオイガメ new
- キボシイシガメ new
45cm水槽は飼育できる爬虫類にカメが増えて、なおかつレオパやニシアフも余裕を持って広々と飼育できるサイズですよ。
幅60cm×奥行45cm
45cmレギュラー水槽を二回りぐらい大きくした水槽。60cmワイド水槽とも言われます。
このサイズから飼育できる爬虫類が一気に増えますよ。 具体的には『フトアゴヒゲトカゲのような中型の爬虫類が飼える』ようになりますね。
60cm水槽で飼える爬虫類
- ヒョウモントカゲモドキ(レオパ)
- ニシアフリカトカゲモドキ
- ヘルメットゲッコー
- ソメワケササクレヤモリ
- ミシシッピニオイガメ
- キボシイシガメ
- コーンスネーク new
- カリフォルニアキングスネーク new
- セイブシシバナヘビ new
- ゲイリートゲオアガマ new
- サバクトゲオアガマ new
- ヘルマンリクガメ new
- ギリシャリクガメ new
- ニホンイシガメ new
- キボシヌマガメnew
60cmワイド水槽を一つ持っていればよほど大型の種類じゃなければ大体の爬虫類を飼えます。
そのため『サイズ選びで悩んだら問答無用でこのサイズを選ぶのがおすすめ』ですね!
幅90cm×奥行45cm
60cmワイド水槽を二回りぐらい大きくした水槽。 ぶっちゃけ、これを持ってれば他のサイズは要らないと言っていいです。
というのも、よほど大型でなければほとんどの爬虫類を飼えるから。
あまりにも飼える種類が多いので、ここでは『90cmサイズでも飼うのは難しい爬虫類』をあげていきます。
90cm水槽でも飼えない爬虫類
- グリーンイグアナ
- 1mを越えるオオトカゲ
➤サバンナモニター、ミズオオトカゲなど - テグーetc
ここらへんの大型爬虫類は90cm水槽でも飼えないので注意してください。
ただ『レオパやミシシッピニオイガメみたいな小型種で使うのは避けたほうがいい』かなと。
広々と飼えますがサイズが大きく持て余すのでおすすめしてません。
【結論】爬虫類を飼育するなら水槽がおすすめ
私が爬虫類飼育を始めた時に1番最初におすすめされたケージは水槽でした。
最初は「爬虫類飼育に水槽って大丈夫かな?」と疑問に思いましたが、いざ使ってみると使いやすいケージで驚きましたね。
水槽は専用ケージに負けず劣らずの性能を持っているのでこんな感じで悩んでいる方におすすめですよ。
「少し予算が足りないから水槽でも良い?」
「家に水槽が余ってるけど爬虫類に使っても良い?」
また『爬虫類を飼育するためにはなによりも飼い方を知らなければいけない』ので最初は飼育方法を調べましょう!
ネットの知識だけだと偏るのでプロの知識・経験が詰まっている飼育本を読むのがおすすめです。
【初心者におすすめの飼育本】
以下記事で『初心者向けの飼育本』を紹介してます。
実際に私が読んでおすすめだと思った飼育本を紹介してるのでぜひ参考にしてください。
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