この記事で解決できるお悩み
動物系専門学校を卒業したあとペットショップで3年働いてました。
今では10匹以上の爬虫類に囲まれながら過ごしてます。
爬虫類のケージ台ってなんで必要なの?
購入するならどれを選べばいいの?
こんな悩みを解決できる記事を書きました。
確かに爬虫類用のケージ台ってなんで必要なのか分からないですし、どれを選べばいいかわからないですよね。
お試しで購入しようにも高いですし失敗した時のことを考えると手を出しずらいと思います。
そこで、この記事ではケージ台の役割や選び方、おすすめのケージ台について紹介します。
- 部屋のレイアウトを崩したくない
- 見栄えのために爬虫類用ケージ台を導入したい
こんな悩みを持っている方はぜひ参考にしてくださいね。
【ケージ台の役割】なぜ必要なのか紹介
それでは早速、ケージ台の役割を紹介します。どれも有用な役割なのでチェックしてくださいね。
3つの役割
①振動を防ぐ
爬虫類用ケージ台の役割として『振動を防ぐこと』が挙げられます。
というのも『ケージを床に直置きすると振動が直接ケージに伝わってしまう』んですよね。
例えば、こういった振動は日常的に起こります。
- 工事の振動
- 飼い主の足音
- トラックが通るときに起こる振動
これらの『日常的な振動は爬虫類にとって大きなストレス』です。
1日に1、2回程度の振動ならそこまで気にしなくても良いですが1時間に何回も続くと気になって仕方がありません。
ストレスになるのでクッション代わりとしてケージ台を設置し振動を軽減するというわけです。
②飼育用品を収納する
ケージ台は『飼育用品の収納に使えるのも魅力』ですね。
- 上部分
➤ケージの置き場所 - 下部分
➤収納スペース
具体的にはこんな感じ。私の場合だと下部分にバケツや衣装ケースを置き、上部分に飼育ケージを置いてますね。
なぜ用品収納を重要視しているかというと、爬虫類飼育では『バケツやピンセットといった小物が散らかりがち』だから。
- 使ったあと適当に放置
- 別々に収納スペースを作っている
- 面倒だからケージの上に置いている
身に覚えありませんか?これだと置き場所を忘れて無くす可能性が高いです。
そこで『ケージ台に飼育用品をまとめて収納』しておくのがおすすめなんですよね。
さらに『1箇所にまとめておくことで飼育用品を無くすことを減らせる』のもメリットですね。1箇所に飼育用品をまとめておけば
- 使いたい用品が見つからない
- 保管した場所が思い出せない
これらが防げるのであちこち探さずに済みますし、わざわざ買い直す必要も無くなりますよ。
こんな感じで小物を1箇所にまとめておけるのもケージ台の役割の一つです。
③爬虫類と目線を合わせる
爬虫類と『目線を合わせる』のも役割の一つです。
なぜなら『爬虫類は上から覗かれることを嫌がる』から。
というのも、爬虫類は自然界では自分より大きい動物に上から襲われることが多いです。
そのため、飼育下でも自分より大きい動物が上から現れると襲われると勘違いしてビックリしちゃいます。
そしてこれを回避するために『ケージ台を設置して人間と目線を合わせることが大事』です。
「とはいっても、どれくらいの高さのケージ台がベストなの?」
と疑問に思いますよね。
これは自分の生活スタイルで変わります。例えばこんな感じ。
- カーペットの上に座って生活をしている人
➤背の低いケージ台を使う - 椅子とかソファーに座って生活している人
➤背の高いケージ台を使う
というのも、とりあえず高くしておけば人間と爬虫類の目線は近くなるので上から襲われてビックリすることが減るからです。
【ケージ台選びの基準】何を基準にして選べばいい?
「ケージ台の重要性はわかったけど、どれを選んだらいいかわからない……」
ここからはこんな疑問を解消していきます。
ケージ台は適当に選んだら失敗しますし安い買い物ではありません。
そのため、しっかりポイントを押さえて選んでくださいね。
ケージ台のサイズ
ケージ台のサイズを選ぶときは以下を絶対に意識して選んでください!
使用するケージと『同じor大きい』サイズを選びましょう!
これさえ気をつけてればOKです。
具体例は以下の通り。
- ケージ
➤幅60cm×奥行30cm - ケージ台
➤幅60cm×奥行30cm以上
文章だけではイメージしづらいかもしれないので例として私のケージ台を紹介します。
ちょっと伝わりづらいですがケージとケージ台のサイズが大体同じぐらいですよね。
もし、ケージ台よりも飼育ケージが大きかったら外にはみ出てしまう箇所が出てきます。
そうなると重心が分散せず1箇所に集中するのでケージの重さによっては変形・破損する可能性があるんですよね。
破損すると大変なことになるのでケージ台のサイズは『同じor大きい』サイズの物にしましょう!
耐荷重
もう1つの重要ポイントがケージ台の『耐荷重』です。
耐荷重とは?
どれだけの重さに耐えられるか
例えば、以下のケースだとNGです。
- ケージ台の耐荷重
➤約10kg - ケージの重さ
➤約20kg
これだとケージ台がケージの重さに耐えられず変形する可能性が出てきてしまいます。
もし重さに耐えられず壊れるとケージが割れたり道具が散乱したりと取り返しが付きません。
そのため『ケージ台を購入する時に耐荷重を必ずチェック』してくださいね!
おすすめの爬虫類用ケージ台
ここからは元ショップ店員の私が厳選した『おすすめのケージ台を4つ』紹介します。
これをチェックしておけばケージ台選びで悩むことは無くなるのでぜひ参考にしてください!
おすすめの爬虫類用ケージ台4選
- 複数のケージを置きたい方へ
➤GEX アクアラックシェルフ600 - シンプルで落ち着いたケージ台が欲しい方へ
➤GEX アクアラック ウッド600 - パンテオンやグラステラリウムといった有名ケージを置きたい方へ
➤コトブキ プロスタイル 600S - 1つのケージ台で複数のサイズのケージを置きたい方へ
➤コトブキ アクアスタンド
GEX アクアラックシェルフ 600
こんな方におすすめ
- 複数のケージを置きたい方
- 部屋に違和感なくケージ台を置きたい方
個人的にお気に入りのケージ台ですよ!
なぜお気に入りかというと『ケージを乗せる段が上下に2つある』から。
これけっこう重要で爬虫類を飼っていると2匹目、3匹目と数を増やしたくなるんですよね。
例えば、レオパみたいな場所を取らず飼育が簡単な爬虫類は2匹以上飼いたくなります
そこで出てくる問題が『ケージの置き場所』です
お世話の効率を考えると一箇所にまとめたいと考える方は多いと思います。
そこで『GEXアクアラックシェルフ』を使えば上下にケージを置けるのでおすすめなんですよね。
ちなみに下段にはあえてケージを置かずに『飼育用品の収納』に使えたりもします。
見た目以上に幅広い用途で使えるケージ台だと思いますよ。
GEXアクアラックシェルフはサイズ展開が複数あるので使っているケージに合わせて選んでくださいね。
ケージ台 | 適合ケージサイズ |
アクアラックシェルフ3050 |
幅50cm×奥行30cm以下 |
アクアラックシェルフ600 |
幅60cm×奥行33cm以下 |
アクアラックシェルフ900S |
幅90cm×奥行33cm以下 |
【60cmサイズのスペックはこちら】
- 本体サイズ
➤幅60cm×奥行40cm×高さ55cm - 適合ケージサイズ
➤幅60cm×奥行30cm以下 - 耐荷重
➤上段約100kg・下段約50kg以下 - 仕様
➤組み立て式
GEX アクアラックウッド600
こんな方におすすめ
- 飼育用品を収納したい方
- おしゃれで落ち着いたケージ台が欲しい方
このケージ台の特徴は『シンプルで落ち着いたデザイン』なことですね。
木目調のケージ台に収納用の扉が付いただけで他に特徴は何もありません。それだけです。
しかし、シンプルゆえに部屋の景観を邪魔せず設置できるのが魅力です
ケージ台を置くならできる限り部屋の雰囲気を壊したくないという方いますよね。
アクアラックウッドなら部屋の景観を崩さず違和感なく設置できるのでおすすめです。
注意点として『背面が半分ほど開放されててるので外が見える状態』になっています。
背面を完全に隠したいという方は別のケージ台がいいかもしれないです。
このアクアラックウッドのカラーバリエーションは以下の表にまとめてあります。ぜひ参考にしてください。
白色 | |
450WH |
適合ケージ:幅45cm×奥行30cm以下 |
600WH |
適合ケージ:幅60cm×奥行30cm以下 |
900WH |
適合ケージ:幅90cm×奥行45cm以下 |
黒色 | |
450BK |
適合ケージ:幅45cm×奥行30cm以下 |
600BK | 適合ケージ:幅60cm×奥行30cm以下 |
900BK |
適合ケージ:幅90cm×奥行45cm以下 |
ブラウン | |
450BR |
適合ケージ:幅45cm×奥行30cm以下 |
600BR |
適合ケージ:幅60cm×奥行30cm以下 |
900BR |
適合ケージ:幅90cm×奥行45cm以下 |
【60cmサイズのスペックはこちら】
- 本体サイズ
➤幅60cm×奥行30cm×高さ70cm - 適合ケージサイズ
➤幅60cm×奥行30cm以下 - 耐荷重
➤約100kg以下 - 仕様
➤組み立て式
コトブキ プロスタイル 600L
こんな方におすすめ
- 飼育用品を収納したい方
- いろんな機器を設置したい方
- スマートなケージ台が欲しい方
このケージ台の特徴は『奥行が45cm』あることですね。
というのも、ここまで紹介してきたケージ台は『全て奥行30cm』なんですよね。
しかし、爬虫類ケージは奥行45cmのものが多く30cmだとサイズが足りません。
例えば、以下の爬虫類ケージは全て奥行が45cmなので奥行30cmのケージ台に置くことはできません。
その点『コトブキプロスタイル』シリーズなら奥行きを気にせずケージを置くことができるので『奥行45cm』のケージを使おうと考えている方におすすめです!
コトブキ プロスタイルのカラーバリエーションは以下の表にまとめてあります。ぜひ参考にしてください。
白色 | |
600L |
適合ゲージ:幅61.5cm×奥行46cm×高さ69.7cm |
900L |
適合ケージ:幅91cm×奥行46cm×高さ70cm |
黒色 | |
600L |
適合ゲージ:幅61.5cm×奥行46cm×高さ69.7cm |
900L | 適合ケージ:幅91cm×奥行46cm×高さ70cm |
木目調 | |
600L |
適合ケージ:幅61.5cm×奥行46cm×高さ69.7cm |
900L | 適合ケージ:幅91cm×奥行46cm×高さ70cm |
【60cmサイズのスペックはこちら】
- 本体サイズ
➤幅61.5cm×奥行31cm×高さ64.7cm - 適合ケージ
➤幅60cm×奥行30cm以下 - 耐荷重
➤約100kg以下 - 仕様
➤組み立て式
コトブキ アクアスタンド
こんな方におすすめ
- サイズの違うケージを所有している方
- 落ち着いた色合いのケージ台を探している方
このケージ台の特徴は『ひっくり返すとサイズが変わる』ところですね。
「どういうこと?」と思うかもしれないので簡単に仕組みを解説しますね。
【結論】ケージ台の天板が上下でサイズが変わる
- 片側の天板
➤幅45cm - もう片側の天板
➤幅60cm
上下でサイズが変わるので1つのケージ台で複数のケージを置けるというわけです。
『コトブキ アクアスタンド』は1つのケージ台で2つのサイズに対応しているので使っているケージに合わせやすいのが大きな魅力ですね。
【アクアスタンドのスペックはこちら】
- 本体サイズ
➤幅45/60cm×奥行30cm×高さ63cm - 適合ケージ
➤幅45/60cm×奥行30cm以下 - 耐荷重
➤約90kg以下 - 仕様
➤組み立て式
【結論】爬虫類をカッコよく飼うならケージ台を使おう
爬虫類を快適に飼育したいならケージ台を使いましょう!
ケージ台には振動を防いだり目線を合わせたりと有用な役割があるのでまだ使ってないという方はぜひ使ってみてくださいね。
最後に今回紹介したケージ台を載せておくのでぜひ参考にどうぞ。
おすすめのケージ台
- 複数のケージを置きたい方へ
➤GEX アクアラックシェルフ600 - シンプルで落ち着いたケージ台が欲しい方へ
➤GEX アクアラック ウッド600 - パンテオンやグラステラリウムといった有名ケージを置きたい方へ
➤コトブキ プロスタイル 600S - 1つのケージ台で複数のサイズのケージを置きたい方へ
➤コトブキ アクアスタンド
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