動物系専門学校を卒業したあとペットショップで3年働いてました。
今では10匹以上の爬虫類に囲まれながら過ごしてます。
リクガメカメを飼いたいけど大変?具体的に何が大変なのか知りたい
今回はこんな疑問に答えていきますね。 先に結論を言います。
リクガメ飼育はかなり大変ですよ!
飼ってる人が多いので簡単そうに見えますが想像以上にリクガメ飼育は大変なんですよね。
確かにリクガメは『丈夫でエサをいっぱいを食べてくれてる』ので初心者でも飼いやすい生き物なのは間違いありません。
しかし、実際の所は『飼育自体は簡単だけどお世話が大変』というのが事実。
一度リクガメを飼うと20年前後は付き合うことになるので本当に自分で飼えるのかどうかよく考える必要があります。
だからといって実際に『リクガメ飼育の何が面倒なのか?何が大変なのか?』これらはイメージしづらいですよね。
そこで、この記事では初心者がリクガメ飼育を始める前に知っておくべき注意点を紹介します。
実際にリクガメを5年以上飼育している私の経験をもとに紹介していくのでリクガメ飼育を始めたい方はぜひ目を通してくださいね。
【結論】広い飼育スペースが必要
リクガメ飼育で一番大変なことは『とにかく広い飼育スペースが必要』になることですね。
具体的には『最低でも90cmケージを置けるスペースを確保』しなければなりません
参考画像がこちら。
これが90cmケージです。写真で見るとあんまり伝わらないかもしれませんが実物を見るとかなり大きいケージかなと思います。
リクガメ飼育では『この90cmサイズが最低ライン』なのでこれより小さいケージでリクガメを飼うことはできません。
そう言った場合は『部屋の半分をリクガメ用スペースに改造したりとケージ以外の場所で飼うことを要求される』んですよね。
リクガメはとにかく広い飼育スペースを要求してくるので設備投資がかなり大変な生き物だと思います。
【初心者必見】リクガメを飼育する前に知っておくべき注意点
ここからはリクガメを飼育する前に知っておいてほしい注意点を5つ紹介します。
どれも知っておかないと後で大変な思いをするので初心者の方は必ずチェックしてください。
リクガメ飼育の注意点
初心者の方はこの5つの注意点を頭に入れてからリクガメを飼うようにしてくださいね。
それでは個別に紹介していきます。
①お金が必要
リクガメ飼育は『とにかくお金が必要』です。
具体的な値段がこちら。
初期費用『90cmケージで飼う場合』
➤約50000円
維持費『電気代、エサ代等』
➤月々5000円前後
詳しい内訳を知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。
➤【乾燥系リクガメ飼育の初期費用】90cmケージで飼うといくら必要?
先ほど見せた飼育設備を作るのに必要になった費用は『約50000円』です。
これを作るのに『約50000円』です。めちゃくちゃ高いですよね。
90cmケージというリクガメ飼育では最低ラインの設備を作るだけでもこれだけお金がかかります。
もっと『大きい設備でリクガメを飼育しようとするとさらにお金が嵩むので初期費用が膨れ上がる』んですよね。
そのため、予算が少ない状況でリクガメを飼おうと考えている方は一度考え直したほうが良いかなと思います。
②意外とうるさい
リクガメは『意外とうるさい』んですよね。
何がうるさいかというとガサガサと動いたときに『ケージのガラスの面に当たったりシェルターに当たったりする音がうるさい』です。
音が気にならない人や寝室とケージを置く部屋を分ける人は気にしなくても良いんですが、音に敏感な方はかなりストレスだと思います。
とはいえ、これが気になるかどうかは人によりますしどんな風にうるさいのかは実際に飼ってみないと分からないです。
そのため、リクガメを飼いたいと考えている方は動作音がうるさい可能性があるということも頭に入れて飼うようにしてください。
③メンテナンスが大変
リクガメ飼育は『メンテナンスが大変』です。
というのも、リクガメは食欲旺盛なのでフンや尿をいっぱいします。さらに運動量も多いのでケージ内の設備を荒らすこともよくあります。
それに加えて『ケージが広いので掃除に時間がかかる』んですよね。
ケージを汚すスピードが速いので2日に1回ぐらいのペースでしっかりとメンテナンスをしなければいけません。
これがまあまあ大変なのでリクガメ飼育を始めようと思っている方はお世話がちゃんとできるかどうか考えるようにしましょう。
④寿命が長い(20年前後)
リクガメは『めちゃくちゃ寿命が長い』です。
大体20年前後。長ければ30年近く生きることもあります。
一度飼い始めると人生の大半を共に過ごすことになるので生半可な覚悟では最後まで飼い切るというのは難しいんですよね。
将来的に途中で飼えなくなる可能性が考えられる(海外出張、持病の悪化など)場合は飼育しないほうが良いかなと思います。
それでも飼いたいという方は『家族や友人、親戚の中から飼えなくなった場合に引き取ってくれる人を探しておくことを推奨』します。
最悪はショップで引き取ってもらうことも視野にいれておいたほうが良いでしょう。
⑤広い飼育スペースが必要
これは先ほどお話したんですが『リクガメはとにかく広い飼育スペースを要求』してきます。
具体的な飼育スペースは『90cm』ですね
これより狭いケージでリクガメを飼うことはできません。
実際の90cmケージがこちら。実際に部屋に置くと圧迫感があります。
この90cmケージが最低ラインなのでこれより小さいケージで飼おうとしている方は将来的にリクガメを飼えなくなる可能性が高いです。
そのため、リクガメを飼う前に飼育スペースや予算の見直しをしましょう。
リクガメのお世話って何するの?
続いて、リクガメ飼育の具体的なお世話を紹介しますね。
リクガメのお世話は基本的に以下3つだけでOK。この3つさえやっておけばリクガメ飼育で困ることはありませんよ。
それぞれ個別に紹介します。
お世話①掃除
まずはリクガメ飼育の生命線『掃除』ですね。
リクガメはフンや尿の量がとにかく多いので『毎日』掃除をしましょう。
具体的にやることはこんな感じですね。
水の交換
➤砂が入っていたり無くなってた場合
床材の取り替え
➤汚れてる部分だけでOK
フンや尿の取り除き
➤リクガメが寝たあとにやるのがおすすめ
文字にすると多いですが実際にやると10分もかからないと思うのでこまめに掃除しましょう。
お世話②日光浴
次に日光浴ですね。 リクガメは『甲羅干しをするために日光浴が必ず必要』になります。
日光浴できないと甲羅の成長に影響が出たり生活リズムが崩れたりと良いことはありません。
そのため、バスキングライトを設置したり外に出したりとリクガメが日光浴をしっかりできる環境を作るようにしましょう。
ちなみに外で日光浴させるときは『30分ぐらい』でOKです。
熱中症にならないようにしっかり確認しながら日光浴させましょう。
お世話③エサやり
最後はエサやりですね。 エサの頻度は『1日1回』が目安かなと思います。
それ以上与えたいときはリクガメの体調や太り具合を見ながらやりすぎないようにしましょう。
【リクガメのエサまとめ】
以下記事では『リクガメが食べるエサについて』紹介してます。
リクガメがどんなエサを食べるのか知りたい人はぜひ参考にしてください。
➤【乾燥系リクガメのエサまとめ】メリット・デメリットを紹介
【初心者向け】リクガメ飼育を始めるためにやるべき3つのこと
最後にリクガメ飼育を始めたい初心者に向けて今からやるべきことを紹介しますね。
初心者が今からやるべきことは以下の3つ。
リクガメ飼育の注意点
この3つを今から始めましょう。具体的に何をやるのか次から紹介します。
①飼いたいリクガメを決める
まずは飼いたいリクガメを決めましょう。
というのも、リクガメの種類によって
- 道具
- 飼い方
- 飼育スペース
これらが変わるので飼いたいリクガメを決めないことには何も始まらないんですよね。
そのため、リクガメを飼ってみたいと思ったらショップやネットでどんなリクガメがいるのか調べるようにしましょう。
どんなリクガメがいるのか調べたい方は『飼育本で調べる』のもおすすめです。
細かい特徴や飼い方も載ってるので初心者におすすめですよ。
以下記事でおすすめの飼育本を紹介してるのでこちらも参考にしてください。
▶︎【爬虫類の飼育本・図鑑7選】元ショップ店員が厳選したおすすめを紹介
②リクガメを飼うための道具を揃える
飼育したいリクガメが決まったら続いてはリクガメを飼うための道具を揃えます。
具体的に何が必要なのか以下にまとめてあるのでぜひ参考にしてください。
【リクガメ飼育の必需品6選】
- 飼育ケージ
- バスキングライト
- 紫外線ライト
- 床材
- シェルター
- ソケット
とりあえずこの6個があればOKです。これらの道具を揃えてリクガメ飼育を始めましょう。
【リクガメ飼育の必需品】
以下記事では『元ショップ店員が使ってる各飼育道具のおすすめ』を紹介してるので参考にどうぞ。
➤【初心者はこれだけ揃えればOK】リクガメ飼育の必需品6選
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【リクガメ飼育の初期費用】
こちらでは『リクガメ飼育にいくらかかるのか』実際の道具を使いながら紹介してます。こちらも参考にしてください。
➤【乾燥系リクガメ飼育の初期費用】90cmケージで飼うといくら必要?
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③揃えた道具をセッティングする
最後は揃えた道具をセッティングしていつでもリクガメを飼育できる状態にしましょう。
こんな感じで揃えた飼育道具をセッティングすればOK。
これでいつでも飼えるようになったのであとはお好みのリクガメを購入するだけです。
【まとめ】注意点を理解してリクガメを飼おう
今回は初心者がリクガメが飼育する前に知っておくべき注意点を紹介しました。
リクガメは丈夫で飼いやすい生き物なので初心者向けの生き物なのは間違いありません。
しかし『寿命が長かったり広い飼育スペースが必要だったりとずっと飼い続けるのは難しい生き物』です。
何も知らずに飼育を始めると後で後悔する可能性が高いので、この記事で注意点を知ってから飼育を始めて欲しいなと思います。
最後にリクガメ飼育を始める前に知っておくべき注意点をおさらしておきましょう。
リクガメ飼育の注意点
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【リクガメの90cm飼育ケージ紹介】
以下記事では『元ショップ店員の90cm飼育ケージ』を紹介してます。リクガメ飼育の参考にぜひどうぞ。
➤【乾燥系リクガメの飼育環境】元ショップ店員の90cm飼育ケージを紹介
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【リクガメのエサまとめ】
こちらでは『リクガメにどんなエサを与えればいいのか』紹介してます。リクガメ飼育を始める前に参考にしてください。
➤【乾燥系リクガメのエサまとめ】メリット・デメリットを紹介
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