この記事で解決できるお悩み
動物系専門学校を卒業したあとペットショップで3年働いてました。
今では10匹以上の爬虫類に囲まれながら過ごしてます。
「レオパ飼いたいけど良いケージない?」
「イモリ飼いたいけど、プラケはちょっと……」
こんな悩みをお持ちの方向けに今回は爬虫類用ケージ『ヒュドラケース3120』をレビューしていきます。
まずは私が実際に使ってみた結論を言いますね。
小型の爬虫・両生類(特にイモリ・レオパ)を飼うなら超おすすめ!
なぜおすすめかというと以下4つのメリットがあったから。
私はシリケンイモリを飼育するために購入したんですが『めちゃくちゃ使いやすいイモリ向けのケージ』だと感じましたね。
これは私がイモリを飼うために『ヒュドラケース3120』でレイアウトした写真です。
とはいえ、実際に購入するかどうかはメリット・デメリットを知ってから判断したいですよね。
そこで、この記事ではヒュドラケース3120のメリット・デメリットを紹介します。
イモリ・レオパの飼育ケージ選びで迷っている方はぜひ参考にしてください!
ヒュドラケース3120とは?
『ヒュドラケース3120』は観賞魚用品メーカーのコトブキ工芸が販売している『爬虫・両生類用飼育ケージ』です。
正直、小型の爬虫・両生類を飼育するなら『ヒュドラケース3120』で良いと感じてますね。
なぜなら『脱走対策や通気性の確保、コード穴といった飼育に必要な機能』が付いているから。
人によっては「もう少し広い方が良いな……」と思うかもしれませんがレオパやイモリを飼うならこのサイズで十分です。
- サイズ
➤幅31cm×奥行30cm×高さ20cm - 重量
➤3.3kg - 定価
➤5700円(税別)
さらに知りたい方は以下をどうぞ。
➤詳しくはこちら
実際に使って感じたデメリット
まずは皆さんが一番知りたいであろうデメリットを2つ紹介しますね。
飼育ケージ選びで失敗したくない方は要チェックですよ!
ヒュドラケース3120のデメリット |
デメリット①保温ライトは使いづらい
『ヒュドラケース3120』は『保温ライトが使いづらかった』ですね。
なぜ使いにくいかというと『ケージ全体の温度が上がり過ぎてしまう』から。
というのも、爬虫類の飼育では『温度勾配』を作ることが好ましいとされています。
温度勾配とは?
『左側は30度』『右側は25度』みたいな感じで場所によって温度差があること
例えば『レオパの適正温度は25~30度ぐらい』が理想とされてるんですが『ケージ内の温度が全て30度だとNG』なんですよね。
その理由が『暑くても逃げれない』から
ケージ全体が熱かったら涼しくなりたいと思っても逃げ場所が無いので熱中症や脱水症状といった体調不良になりやすくなります。
そしてさらにもう一つ『保温ライトで温度勾配を作るのはそれなりの広さが必要』という理由もありますね。
45cmケージでギリギリ。60cm以上のケージならば安心という感じ。
これが『ヒュドラケース3120』で保温ライトが使いづらい理由ですね。
デメリット②小型の爬虫・両生類しか飼育できない
正直これが一番のデメリットです。
小型の爬虫・両生類しか飼育できません
というのも、ケージの広さが『幅30cm×高さ20cm』とかなり小さめだから。
パット思いつくところだとこちら。
- ヒョウモントカゲモドキ(レオパ)
- ニシアフリカトカゲモドキ
- アカハライモリ
- ベルツノガエル
思ったより少ないですよね。もちろん他にもいますがメジャーな種類だとこうなります。
とはいえ『ヒュドラケース3120』がそもそも小型の爬虫・両生類向けに作られている飼育ケージなので仕方ないところではあります。
フトアゴヒゲトカゲやリクガメといった中型~大型の爬虫類は飼育できないので注意してください!
実際に使って感じたメリット
私が実際に使って感じたメリットは以下の4つ。
デメリットを考慮してもおすすめなのでケージ選びで迷っている人はぜひ参考にしてください!
メリット |
メリット①小スペースでOK
個人的に一番のメリットです。
『ヒュドラケース3120』は小スペースでも設置できます
なぜなら『幅30cm×高さ20cm』と小型だから。
実際に私はワンルーム6畳の部屋に住んでいるので余っているスペースはそんなに無いです。
そのため、狭いスペースを有効的に使うためにラックの一番上に置いています。
ラックの上に置いてますが思ったより余裕がありますよね。
私の場合はラックの上に置いていますが『30cmほどスペースが空いてればどこでも置ける』ので置き場所に困ることはないかなと。
それでいて『3.3kgと軽い』のでよほどのことが無い限り重さもそこまで気にならないですよ!
メリット②水張り可能
『ヒュドラケース3120』は『水張り可能』なのでアカハライモリとクシイモリとか水棲のイモリを飼育できます。
メダカのような小さめの魚類も飼えるので小型ケージながら意外と飼育できる生き物は多いですね。
もちろん、レオパやスキンクヤモリのような地表性のヤモリも飼えます!
メリット③コード穴で配線しやすい
『ヒュドラケース3120』には『コード穴があるのでヒーターやろ過フィルターを設置』できますよ!
イモリやヤモリを飼う時にヒーターやろ過フィルターは確実に使うのでコード穴は嬉しいメリットですね。
ちなみにコード穴はこんな感じ。
実際に配線するとこんな感じ。
左右の上部に2つずつ。最大で4つまで設置できますよ。
メリット④ロック式で脱走対策は万全
『ヒュドラケース3120』は『蓋がロック式なので脱走対策』は万全ですよ!
鍵はスライド式になっています。
これを横にカチッとスライドさせれば閉まります。閉め忘れない限りまず脱走されることはありませんよ。
ただ、人間どこかで鍵を閉め忘れるんですよね。そうなったら終わりかと言うとまだチャンスはあります。
なぜなら『フタ自体に重さがある』から
フタを開けられない限りは鍵を掛け忘れたとしても脱走される確率は低いです。
しかし、どれだけ確率が低くても脱走される可能性は残るので鍵の閉め忘れは気を付けましょう!
【Q&A】ヒュドラケース3120の疑問
以下では『ヒュドラケース3120』に関する質問に回答していきたいと思います。
ヒュドラケース3120を実際に使っている私のリアルな回答が見れるので、ぜひ確認してみてください!
ヒュドラケース3120の質問
質問①どんな爬虫・両生類が飼育できる?
結論を言うと『小型の爬虫・両生類』に使用できますよ!
具体的な種類はこちら。
- ヒョウモントカゲモドキ
- ニシアフリカトカゲモドキ
- ソメワケササクレヤモリ
- アカハライモリ
- ベルツノガエルなど
ケージがかなり小型なので飼育できる生き物も小型のものに限られます。
そのため、フトアゴヒゲトカゲやリクガメのような大きめの爬虫類は飼育できませんね。
ちなみに大型でおすすめのケージは『グラステラリウム』です。
値段は高めですが使いやすくておすすめですよ!
【レビュー記事はこちらから】
➤【レビュー】最強の飼育ケージ!グラステラリウム6045が当たりでした
質問②他にサイズ展開はある!
全部で『6種類のサイズ』が展開されています。
具体的なサイズを表にしましたので参考にしてくださいね。
商品 | サイズ | 値段(Amazon) |
ヒュドラケース1517 | 幅15.5cm×奥行15.5cm×高さ16.8cm | 約2500円 |
ヒュドラケース1522 | 幅15.5cm×奥行15.5cm×高さ21.8cm | 約3000円 |
ヒュドラケース3120 | 幅31.0cm×奥行30.4cm×高さ20.0cm | 約4000円 |
ヒュドラケース3133 | 幅31.0cm×奥行30.4cm×高さ33.0cm | 約6000円 |
ヒュドラケース3144 | 幅31.5cm×奥行31.5cm×高さ44.0cm | 約8000円 |
ヒュドラケース4625 | 幅46.1cm×奥行46.1cm×高さ25cm | 約9000円 |
質問③使ってみて不満に思ったことはある?
特に思いつかないですね。
ワンルームでも他のスペースを残しながら設置できて、不便なくイモリを飼育できているので満足度が高いケージでした!
レオパやイモリを飼おうと考えている方は迷ったら『ヒュドラケース3120』を選んでおけば間違いないかなと。
【結論】小スペースで飼うならヒュドラケース3120がおすすめ
小スペースでレオパやイモリを飼うなら『ヒュドラケース3120』にしておけば間違いないですよ!
機能性バッチリで色んな場所に設置できる使いやすいケージは他にありません。
そのため、イモリ・レオパのケージ選びで迷ったら『ヒュドラケース3120』一択ですよ。
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