動物系専門学校を卒業したあとペットショップで3年働いてました。
今では10匹以上の爬虫類に囲まれながら過ごしてます。
カメを飼うんだけど石とか流木でカッコよくレイアウトってしてもいいの?
カメを飼おうと考えている方の中にはこんな疑問を持っている人もいると思います。
先に結論を言うと『カメのレイアウトはシンプルなものがおすすめなのであまり置かないほうが良い』ですね
というのも、やはり石や流木を水槽内に置いてしまうと邪魔になることが多いんですよね…。
掃除や水換えがしづらくなったり、カメの遊泳スペースが減ったりと見栄え以外の点で良いことがほとんど無いです。
そのため『石や流木を置かないシンプルなレイアウトのほうが良い』かなと思っています。
とはいえ、この記事を見ている方の中にはどうしても石や流木を置きたい人もいると思いますし、カメの飼育レイアウトのコツを知りたい人もいると思います。
そこで、この記事では元ショップ店員の私が
これらを紹介します。カメのレイアウトで悩んでいる人はぜひ読んでくださいね。
カメのレイアウトで石や流木を置かないほうが良い理由3つ
早速、カメのレイアウトで石や流木を置かないほうが良い理由を紹介しますね。
石や流木を置かないほうが良いなと感じた理由は以下の3つです。
石や流木を置かないほうが良い理由
個人的に感じた置かないほうが良いな思った理由はこの3つ。それそれ個別に紹介しますね。
①掃除がしづらい
レイアウトのために『石や流木を置くとめちゃくちゃ掃除しづらくなる』んですよね。
なぜなら『水換え用のホースが石や流木に当たって面倒』だから
石や流木って重くて大きいので水換え用のホースを水槽内に入れるとどうしても当っちゃうんですよね……。
ただ当たるだけならまだ良いんですがしっかりとレイアウトしてたりすると崩れる可能性も出てきて大変です。
他にも『水槽丸ごと掃除をするっていう人だと水換え時には石や流木を全て取りださなければいけなかったりと苦労』します。
この作業もまあまあ労力が必要ですし実際にやってみるとかなり大変です。
こういった理由から個人的には石や流木を入れないほうが良いかなと思ってます。
②カメが泳げるスペースが減る
レイアウトのために石や流木を置くとカメが『自由に泳げるスペースが減ってしまうのも良くない』です。
というのも、見栄えのために石や流木を置くと『カメが本来なら泳げたはずのスペースが占領されてしまう』んですよね
いつの間にか遊泳スペースが石や流木に占領されてカメが不自由そうに泳いでいるなんてことはよくあります。
これが大型水槽(90cm以上)ならカメの遊泳スペースを確保しながらレイアウトも楽しめるんですが中型水槽(60cm)だとそうはいきません。
ミズガメは泳いでなんぼの生き物なのでしっかりと遊泳スペースを確保できるように石や流木は置かないほうが良いかなと思います。
③レイアウトが崩れる可能性が高い
石や流木でレイアウトすると『カメが泳いだ時に崩れる可能性が高い』です。
というのも『カメは力が強いので石や流木を動かしてしまうことがよくある』んですよね
これがポツンと1個だけ置いているならまだ良いんですが、石を重ねたり石の上に流木を乗せてたりすると崩される可能性はかなり高いです。
もしカメが崩れた石や流木の下敷きになったら命に関わるので『個人的にはカメ水槽には石や流木を置かないほうが良い』かなと思います。
【ミズガメ飼育のレイアウト】カメを快適に飼うためのコツ3選
ここからはカメを快適に飼うためのレイアウトのコツを3つ紹介しますね。
この3つを意識すればカメを快適に飼育できるようになるのでせひ実践してみてください。
レイアウトのコツ3選
個人的に思ってるレイアウトのコツはこの3つですね。それそれ個別に紹介します。
①石や流木は置きすぎない
カメのレイアウトは『石や流木を少なめに置く』と快適に飼育できますよ。
というのも、石や流木を置くと掃除がしづらくなったりカメの遊泳スペースが無くなるということは『水槽内に設置する石や流木は少なめにすればOK』なんですよね。
1個だけなら掃除がしづらかったりカメの遊泳スペースが無くなるという問題もある程度は軽減できますよ。
②底砂はカメのサイズに応じて
カメを飼育する時に底砂を敷きたいという人いると思います。
そんな方は『カメのサイズに応じて底砂を敷くかどうか決める』ようにましょう。
具体的にはこんな感じ。
大きめ(15cm以上)
➤敷かないほうが良い
【理由】
大きめのカメだと広いスペースが必要になるのでその分だけ底砂の量が増えます。
底砂の量が多ければ多いほど掃除が面倒になって管理が大変になるんですよね。
そのため、大きめのカメを飼う場合は底砂は敷かないほうが良いかなと思います。
小さめ(15cm以下)
➤敷いてもOK
【理由】
小さめのカメなら水槽も小さくなりますし底砂の量も控えめです。
されにフンの量も大きめのカメと比べると少なくなるので管理面も楽になります。
そのため、小さめのカメなら底砂を敷いてもOKかなと思います。
個人的にはこんな感じですね。
カメのサイズに応じて底砂を敷いたほうが良いのか敷かないほうが良いのか変わります。
ここを間違えると管理が大変なことになって快適に飼育することが出来なくなるので底砂を敷くかどうかしっかりと検討しましょう。
③陸地部分をしっかり確保する
カメを快適に飼うためには『しっかりと陸地を確保』しましょう!
陸地が無いとカメが甲羅干しを行えなくなってしまい骨格の成長に悪影響が出てしまいます。
悪影響が出ると甲羅が変形したりデコボコしたり良いことは無いのでしっかりと陸地部分を確保してくださいね。
【おすすめの陸地】
個人的におすすめしてる陸地は『GEX タートルバンクM』です。
これはマグネットタイプの陸地。なので『設置がめちゃくちゃ簡単ですし蒸発して水位が下がっても勝手に調節してくれる』優れもの。
ただデメリットもあって『大型のカメ(20cm以上)に使うのはNG』かなと感じます。
というのも、カメの重さにタートルバンクが耐えられず陸地の意味をなさないんですよね。
そのため15cm前後ぐらいのカメに使うのがおすすめですよ。
➤GEX タートルバンクM
どうしても石や流木を使いたいんだけどやってもいい?
「どうしても石や流木を使ってレイアウトしたい!」
こんな方は『管理が面倒になるという所を受け入れられるならやってもOK』ですよ。
というのも、カメ飼育で石や流木を使ったレイアウトをしないほうが良い最大の理由は『管理が面倒になる』ことなんですよね。
そのため、管理が面倒になったとしても苦にならないような方は思う存分レイアウトをしてもらっても問題ありません。
さらに、途中でレイアウトの管理が面倒になったとしてもレイアウトをやめればいいだけなのでそこまでリスクはありません。
こういった理由からどうしても石や流木でレイアウトをしてみたいという方はやってもらって問題ありませんよ。
【余談】シンプルなレイアウトを作るために必要な道具
ここからはシンプルなレイアウトを作るために必要ない飼育道具を紹介しますね。
というわけで、用意する道具は以下の4つを揃えればOKです。
カメの飼育道具はざっくりこの4つさえあればOK。以下で簡単に紹介します。
①水槽
まずは『水槽』ですね。
水槽が無いとカメ飼育は始まらないのでまずは水槽を揃えるところからスタートです。
②浮き島
続いては『浮き島』が必要ですね。浮き島が無いとカメが日光浴したい時に日光浴できなくなっちゃいます。
もし日光浴できなかったら甲羅が弱くなったり成長の妨げになったりと良いことは全くありません。
そのため、水槽内には必ず浮き島を設置して日光浴できるようにしてあげましょう。
③ヒーター
次に『水中ヒーター』が必要ですね。
水槽内の水温調節をするために必ず必要なのでカメを飼育するなら一緒に揃えておくと便利ですよ。
④ろ過フィルター
最後に『ろ過フィルター』です。
カメは水をめちゃくちゃ汚すので水を綺麗に保つろ過フィルターは必須道具。
もし無かったら汚い水で生活していくことになるとで体調を崩しやすくなっちゃいます。
そのため、カメを飼育するならろ過フィルターもセットで揃えでおきましょう。
【全体像】筆者の水槽レイアウトを紹介
というわけで、ここで紹介した4つの飼育道具を全て揃えるとこんな水槽が出来上がります。
見ての通り、水槽内には余計な物が入っておらずめちゃくちゃシンプルなレイアウトになっていますよね。
こんな感じでレイアウトをシンプルにするとカメを飼育しやすくなると思うのでこれからカメ飼育を始めようと思っている方はぜひ参考にしてみてください。
最後に筆者が使用している飼育道具を表にまとめてあるのでこちらも参考にしてください。
筆者が使用している飼育道具 | |
①水槽 | 60cmらんちゅう水槽 |
②浮き島 | GEX タートルバンクM |
③ヒーター | GEX スタンディ160 |
④ろ過フィルター | GEX ロカボーイM |
【結論】レイアウトはシンプルがおすすめ
カメのレイアウトは『シンプルなものがおすすめ』ですよ!
石や流木で凝ったレイアウトをすると水換えや掃除が面倒くなる可能性が高いです。
そのため、カメのレイアウトはシンプルなものにしておくと管理が楽になっておすすめですよ。
もし石や流木でレイアウトしたいという方は『大きめの物を1つ買ってきて設置すると見栄えと管理をある程度は両立できる』かなと思います。
最後にこの記事で紹介した内容をおさらいしておくので気になる所があれば読んでくださいね。
【石や流木を置かないほうが良い理由】
【ミズガメ飼育のレイアウトのコツ3選】
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