この記事で解決できるお悩み

動物系専門学校を卒業したあとペットショップで3年働いてました。
今では10匹以上の爬虫類に囲まれながら過ごしてます。
衣装ケースでカメを飼いたいけどいくら必要なの?
こんな悩みをお持ちの方はぜひこの記事を読んでください!
たしかに初期費用の計算って大変ですよね。
「自分で計算しよう!」と思っても面倒くさくてやりたくありません。
なぜなら、初期費用を計算するためには以下の3ステップが必要だから。
- カメの飼育方法を知っておく
- 必要な飼育道具をピックアップする
- それぞれの値段を計算する
まあ面倒ですよね。忙しい社会人や初心者の方にはハードルが高いです。
そこで、この記事では私がみなさんの代わりに初期費用を計算しておきました!
ということで結論を言います。
初期費用は『約19,000円(衣装ケース抜き:約16,600円)』です!
この記事では具体的な内訳も紹介するのでぜひ最後まで読んでいってくださいね。
衣装ケースでカメを飼うために『他にどんな飼育道具が必要なのか知りたい』という方はこちらの記事をどうぞ。
▶︎【自己流】衣装ケースでカメを飼育する【設備紹介】
【初期費用を公開】衣装ケースでカメを飼う
それではさっそく初期費用を公開します。
人によって上下すると思いますが大体これぐらいだと思います。ぜひ参考にしてくださいね。
飼育道具 | 参考価格 |
①衣装ケース | 約2,400円 |
②浮き島(陸地) | 約2,200円 |
③ろ過フィルター |
合計2,200円 ロカボーイプロM▶︎約1,000円 エアーポンプ▶︎約800円 エアーホース▶︎約400円 |
④水中ヒーター | 約2,700円 |
⑤ライト | 合計8,000円 紫外線ライト▶︎約2,100円 バスキングライト▶︎約1,900円 ソケット▶︎約2,000円×2 |
⑥フタ | 約1,600円 |
総額:約19,000円(衣装ケース抜き:16,600円) ※Amazon価格で計算しています |
20,000円近くなると高いですね。 「マジかよ……」と思うかもしれませんが
お金がかかるのは最初の1回だけ!
水槽や浮き島は一度揃えれば壊れない限りずっと使い続けられるので長い目で見ればそこまで高い買い物ではないかなと。
さらに、カメの寿命は『約15年〜20年』と非常に長いので最低でも10年使うことも想定されます。
金額的に高めではありますが長く使っていく道具なので不足のないように揃えましょう!
①衣装ケース
衣装ケース
天馬 フタ式収納
▶︎幅39cm×奥行53cm×高さ24.3cm
金額
▶︎約2,400円
衣装ケースはサイズが大きくなってても金額に大きな差は無いです。
そのため、スペースに余裕ができるように大きめの衣装ケースを推奨します。

サイズが合えば余ってる衣装ケースを使ってもOK!
【私が使っている衣装ケース】
奥行53cmの大きめの衣装ケースを使ってます。
15cmぐらいの小型のカメならかなり余裕を持って飼育できると思いますよ!
②浮き島(陸地)
浮き島
タートルバンクM
▶︎約2,200円
浮き島はカメ専用に売られているものを買うと2000円前後はかかりますね。
レンガとか石とかをホームセンターで買えばもっと安く済ませれるんですが使い勝手に難ありなのでおすすめしてません。
私も実際にレンガを積み重ねて浮き島代わりにしたことありますが掃除が面倒くさくてやめちゃいました。
そのため、素直にカメ用の浮き島を買ったほうが快適にカメを飼育できるかなと思います。
【私が使っている浮き島】
マグネット式の浮き島なので水が少なくなっても自動で調節してくれる優れものです。
私もずっと使っているぐらいおすすめの浮き島なので、浮き島が決まらないという方はこれにしておけば間違いなしですよ!
③ろ過フィルター
安さとコスパの良さから投げ込み式タイプのろ過フィルターを使ってます。
実際に使ってみた感想としては安い割にはそこそこ綺麗になるなという印象。
とはいえ、ろ過能力はそこまで高くないので週一の水換えは必須ですね。
ちなみにろ過能力に優れた高性能なろ過フィルターもありますがそっちは5000円前後と高めです。
さらに、高性能なろ過フィルターであっても週一の水換えは避けられません。
そのため、安さとコスパに優れた投げ込み式タイプのフィルターがキボシヌマガメ飼育には向いてるかなと思います。
【私が使っているろ過フィルター】
▶︎ロカボーイプロM
ろ過フィルターは投げ込み式であればどれを使っても特に性能面に差はありません。
そのため、私は見た目が四角くてカッコいいロカボーイプロにしました。
▶︎エアーホース
エアーホースは熱帯魚メーカーのGEXの物を使用してます。
▶︎エアーポンプ
エアーポンプは振動音が静かなニチドウ ノンノイズS100を使ってます。
ポンプの振動音が小さいのでストレスなくカメを飼育できて気に入っていますよ。
④水中ヒーター
水中ヒーター
GEX スタンディ 160
▶︎約2,700円
ヒーターは高くて5000円、安いと2000円ぐらいで買えます。 性能面にかなり差が出るので説明しますね。
ヒーターをざっくり分けると以下の2タイプ。
- サーモスタット付き(温度調節OK)
▶︎温度を自在に変えれる。高価(5,000円程度) - オートヒーター(温度調節NG)
▶︎決められた温度にしか設定できない。安価(2000円程度)
個人的におすすめなのはサーモスタット付き。
なぜなら、温度を自在にコントロールできるから
ダイヤル調節ができるので30度にしたり20度にしたりと好きな温度に設定できるのが魅力ですね。

高性能な分、値段が高めなので手が出しにくいのが欠点かなと。
反対にオートヒーターは最初から決められた温度に自動設定してくれるタイプです。
温度を自由に変えれないので不便なんですが値段が2000円前後と安めに設定されていますよ。
【私が使っている水中ヒーター】
▶︎オートヒーター
オートヒーターは温度調節出来ないので不便なところが目立ちます。
しかし、安価で購入できるので予算があまりない方はオートヒーターがおすすめですね。
サーモスタット一体型ヒーターは自由に温度を変えれるのでめちゃくちゃ便利なんですが値段が高めなのがネックですね。
値段が高めな分、高性能な水中ヒーターなので予算に余裕がある方はこちらがおすすめです。
⑤ライト
ライトは初期費用もそこそこしますし維持費も必要なのでカメ飼育で一番お金がかかる部分といっていいかもしれません。
というのも、紫外線ライトとバスキングライトにそれぞれ2000円程度は必要だから。
さらにライトを使うためにソケットが必要です。
そのうえライトは消耗品なので定期的に買い替えも必要なので思ってるよりお金がかかるんですよね……。
- 紫外線ライト
▶︎1年に1回 - バスキングライト
▶︎不定期
※球切れしたら買い替え
とはいえ、紫外線ライトの買い替え時期は1年に1回ですしバスキングライトに関しては球切れを起こさない限りずっと使えます。
そのため、見た目よりは財布へのダメージは少ないかなと思います。
【私が使っているライト】
▶︎紫外線ライト
紫外線ライトはレプタイルUVB150 26Wを使ってます。
本来はトカゲやリクガメといった爬虫類用の紫外線ライトですがミズガメにもバッチリ使えます。

▶︎バスキングライト
バスキングライトはGEX スワンプグロー75Wというミズガメ専用のライトを使ってます。
トカゲ・リクガメ用のバスキングライトもあるんですがこちらは水滴が飛んだときに割れる危険があるので使用NGです。
使うなら防水加工されたミズガメ専用のライト一択なので気を付けて購入しましょう。
▶︎ソケット
ソケットは使い勝手の良さからマルカン クリップソケットを使ってます。
クリップ部分が固く可動域も広めなのでおすすめです。
⑥フタ
フタ
ハープネット 45cm
▶︎約1,600円
「たかだかフタに1600円!?」とも思うかもしれませんがガッツリ脱走対策するなら専用のフタは必須です。
もし脱走対策が甘くて脱走されて見つからなかったから後悔してもしきれないと思います。
実際に私もフタ代をケチってホームセンターのネットを使ったことがありますがいつの間にか脱走されてました。
幸いにもすぐに見つかったので大事には至りませんでしたがちゃんと専用のフタを使おうと心に誓いましたね。

【私が使っているフタ】
▶フタ
フタはハープネット 45cm
を使ってます。
ネット状なのでバスキングライトを置けたり、フタの下に浮き島を置けたりとめちゃくちゃ重宝してるフタですね。
もちろんカメに脱走されたことも無いので自信を持っておすすめと言えるフタですよ
維持費ってどれくらい?
カメを飼育するためにはどうしても電気代やエサ代といった維持費が必要です。
維持費がないと飼育できないので定期的にお金が必要になるということを頭に入れてキボシヌマガメを飼育してくださいね。
維持費の内訳は以下の表で紹介してます。ぜひ参考にしてください。
内容 | 維持費 | 頻度 |
電気 | 1,500〜2,000円ぐらい (季節によって変動) |
毎月 |
エサ代 | 約1,000円 | エサが無くなったら |
消耗品 |
紫外線ライト ▶︎2,200円 バスキングライト ▶︎約2,000円 水中ヒーター ▶︎約4,000円 フィルターのろ材 ▶︎約300円 |
紫外線ライト ▶1年に1回 バスキングライト ▶球切れしたら 水中ヒーター ▶1年1回 フィルターのろ材 ▶汚れて使えなくなったら |
こんな感じですね。電気代は私が実際に支払っている料金を載せてます。
ただ、書いておいてなんですが電気代に関しては人それぞれ変わるのであくまで参考程度にとどめたほうが良いかなと思います。
というのも、電気代は地域や季節、契約している電力会社で家庭によって差が出るから。
1,500〜2,000円というのも私の場合なので必ずこの値段に収まるというわけではありませんよ。
飼育用品っていつ揃えばいいの?
先に結論を言います。
飼育道具は生体を購入する前に揃えるのがおすすめですよ!
なぜなら、以下2つの理由があります。
飼育道具を事前に揃えるべき理由
これらの理由があるので飼育道具は事前に購入しておきましょう!
飼育用品の不備・不足を防ぐ
カメを上手く飼育するためには飼育環境をどれだけしっかり作れるかが大事。
それにも関わらずこんな感じで不備・不足があると万全の飼育環境を作れませんよね。
- 浮島が足りない
- ライトが点灯しない
- ヒーターが温まらない

もし飼育用品の不備・不足があるともう一度ショップに出向くか通販で注文する必要があります。
近くにショップがあれば大丈夫ですが通販だと届くのに時間が掛かってしまうんですよね。
その間は飼育環境が万全でない状態で飼育することになるのでカメが体調不良になりやすくなります。
これを避けるためにも飼育用品は事前に購入しておくのがおすすめというわけです。
飼育環境を事前に作っておく
飼育環境は事前に作っておくと良いですよ!
なぜなら、以下のメリットがあるから。
- 具体的な飼育イメージが湧く
- 足りない道具に気づくことができる
特に"足りない道具に気付く"というのが重要です。
というのも、カメの飼育道具は種類が多く買い忘れが発生するから。
- 水槽
- ライト
▶︎紫外線ライト
▶︎バスキングライト
▶︎ソケット - 水中ヒーター
- ろ過フィルター
▶︎ロカボーイプロM
▶︎エアーホース
▶︎エアーポンプ - 浮き島
- フタ
これらを一気に揃えるとなると何かしら買い忘れるんですよね。
そのため、買い忘れを防ぐためにも飼育環境を事前に作っておくのがおすすめです。
ちなみに飼育環境を作るというのは以下の通り。
- 浮き島を設置しておく
- ヒーターやライトをいつでも使えるようにしておく
こんな感じであとはカメを入れるだけで飼育を始めれる状態のこと。
カメをお迎えする前に以下の状態にしておくのがベストですよ!
結論:衣装ケースでの初期費用は19,000円
というわけで、衣装ケースでカメを飼うときの初期費用は『19,000円』となりました。
しかし、この金額はあくまでも私の場合なので人によって価格は変わると思います。
あくまでも目安として参考にしてくださいね。
最後に、今回紹介した飼育道具を表にまとめておいたので参考にどうぞ!
飼育道具 | 参考価格 |
①衣装ケース | 約2,400円 |
②浮き島(陸地) | 約2,200円 |
③ろ過フィルター |
合計2,200円 ロカボーイプロM▶︎約1,000円 エアーポンプ▶︎約800円 エアーホース▶︎約400円 |
④水中ヒーター | 約2,700円 |
⑤ライト | 合計8,000円 紫外線ライト▶︎約2,100円 バスキングライト▶︎約1,900円 ソケット▶︎約2,000円×2 |
⑥フタ | 約1,600円 |
総額:約19,000円(衣装ケース抜き:16,600円) ※Amazon価格で計算しています |
関連記事はこちら
「衣装ケースでどうやってカメを飼うの?」
「あんまり飼育イメージが湧かない……」
こんな悩みをお持ちの方はこちら。
-
-
詳しくはこちら【カメを衣装ケースで飼うには何を揃えればいい?】元ショップ店員が全て紹介
続きを見る