この記事で解決できるお悩み

動物系専門学校を卒業したあとペットショップで3年働いてました。
今では10匹以上の爬虫類に囲まれながら過ごしてます。
「カメのろ過フィルターってどれを選べばいいの?」
こんな悩みを解決できる記事を書きました。
確かにカメのろ過フィルターって選ぶのに苦労しますよね。
ろ過フィルターとひと言にいっても種類が多くどれを選べばいいか分かりません。
この中から「カメに良いろ過フィルターを選んでください」と言われても無理だと思います。
そこでこの記事では私独自の目線で5つの観点からろ過フィルターを比較していきます。
メリット・デメリットも紹介するのでろ過フィルター選びで悩んでいる方はぜひ読んでいってください!
ろ過フィルターを徹底比較!
ということで、さっそく比較します。個人的な主観で評価しているのでご了承ください。
評価は5段階で数値が高いほど優秀です。 比較した表は以下の通り。
フィルター | 値段 | 安全性 | ろ過能力 | メンテナンスのしやすさ | おすすめ度 | 対応サイズ |
外部 | 2 | 5 | 5 | 2 | 5 | 全て |
上部 | 3 | 5 | 4 | 4 | 4 | 45cm以上 |
底面 | 5 | 3 | 4 | 1 | 2 | 45cm以下 |
外掛け | 4 | 5 | 2 | 5 | 1 | 45cm以下 |
投げ込み式 | 5 | 5 | 1 | 5 | 4 | 60cm以下 |
スポンジ | 5 | 2 | 1 | 5 | 2 | 45cm以下 |
外部フィルター
値段 | 安全性 | ろ過能力 |
2 | 5 | 5 |
メンテナンスの しやすさ |
おすすめ度 | 対応サイズ |
2 | 5 | 全て |
【外部フィルターのメリット・デメリット】
メリット |
|
デメリット |
|
結論 |
ろ過能力が高く、いろんなサイズの水槽で使えるので一番おすすめ! |
個人的に一押しのろ過フィルターです!
なぜなら、ろ過能力が高いから
カメを飼育するなら水をどれだけ綺麗に保てるかは死活問題。
ろ過能力が低いと水を綺麗にできないので上手くカメを飼育できないと言っていいです。
その点、外部フィルターは外に設置できるおかげでろ材の量が多く、ろ過能力はトップクラスです!

ただいくつかデメリットもあります。
それは設置やメンテナンスが面倒なこと
外部フィルターは外に置く都合上、ホースで繋ぐ必要があるので慣れてない人はかなり面倒。
それでいて、掃除するときは繋いでいるホースを外さなくちゃいけないのでこれまた面倒。

とはいえ、それしかデメリットはありません
30cmの小型水槽から90cmを越える大型水槽まで対応してる優秀なろ過フィルターですよ!
おすすめの外部フィルター
個人的におすすめなのはエーハイムの外部フィルター。
使用者が多く耐久性も高いので迷ったらこれにしておけばOKですよ!
上部フィルター
値段 | 安全性 | ろ過能力 |
3 | 5 | 4 |
メンテナンスの しやすさ |
おすすめ度 | 対応サイズ |
4 | 4 | 45cm以上 |
【上部フィルターのメリット・デメリット】
メリット |
|
デメリット |
|
結論 |
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上部フィルターは個人的にかなり使いづらい!
なぜなら、水深が必要だから
上部フィルターはポンプで水を汲み上げてろ過するタイプなのである程度の水深が必要です。

ただ、カメ飼育では水深が浅くなりがちなので向いていないんですよね。
パワーの強いポンプに変えれば使うこともできますがそれを探すのが面倒です。
これが上部フィルターは使いづらいと思った理由ですね。
とはいえ、ろ過能力は高くメンテナンスも超簡単
水深の浅さをクリアできればむしろおすすめともいえるろ過フィルターですよ!
おすすめの上部フィルター
個人的なおすすめはGEX デュアルグリーン600。
値段も手頃。掃除もしやすく、ろ過能力も高いです。
水深さえクリアできれば外部フィルターよりも優秀なろ過フィルターですよ!
底面フィルター
値段 | 安全性 | ろ過能力 |
5 | 3 | 4 |
メンテナンスの しやすさ |
おすすめ度 | 対応サイズ |
1 | 2 | 45cm以下 |
【底面フィルターのメリット・デメリット】
メリット |
|
デメリット |
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結論 |
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個人的にはおすすめしていません。
なぜなら、メンテナンスが面倒だから
底面フィルターは床材をろ材にする都合、砂利や砂といった敷砂が必要です。
しかし、カメ飼育ではメンテナンスが面倒なだけです。
というのも、エサの残りやフンが砂の間に入り込んで掃除が必要になるから。

とはいえ、底面フィルターだと見栄えが良くなるのが大きなメリット。
カメ飼育は掃除の頻度が多い分、水槽内が簡素になりやすいんですよね。
ヒーターのような必要最低限のものしか入らなくなり見栄えどころではありません。

しかし、底面フィルターなら景観を維持しつつろ過もしてくれます。
見栄えと掃除を両立できるフィルターは他にないのが大きなメリットですよ。
外掛けフィルター
値段 | 安全性 | ろ過能力 |
4 | 5 | 2 |
メンテナンスの しやすさ |
おすすめ度 | 対応サイズ |
5 | 1 | 45cm以下 |
【外掛けフィルターのメリット・デメリット】
メリット |
|
デメリット |
|
結論 |
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私的にはおすすめしていません。
なぜなら、設置しづらいから
理由は上部フィルターのときにもお話した通り水深が足りないから。
外掛けフィルターもポンプで水を汲み上げるタイプなので、水深が浅くなりがちなカメ飼育には向いていません。
それでいて、ろ過能力も高いとは言えないので使わない方が無難かと。
投げ込み式フィルター
値段 | 安全性 | ろ過能力 |
5 | 5 | 1 |
メンテナンスの しやすさ |
おすすめ度 | 対応サイズ |
5 | 4 | 60cm以下 |
【投げ込み式フィルターのメリット・デメリット】
メリット |
|
デメリット |
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結論 |
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個人的には悩んだら投げ込み式フィルターにしておけば間違いなし。
なぜなら、手軽に使えるから
ホースでポンプに繋ぐだけで使えて、メンテナンスはウールを洗うだけ。
それでいて、そこそこのろ過能力も持ち合わせていて安価。
設置が簡単で掃除が楽なろ過フィルターが欲しい!
こんな方は投げ込み式フィルターにしておけば間違いないと思います!
スポンジフィルター
値段 | 安全性 | ろ過能力 |
5 | 2 | 1 |
メンテナンスの しやすさ |
おすすめ度 | 対応サイズ |
5 | 2 | 60cm以下 |
【投げ込み式フィルターのメリット・デメリット】
メリット |
|
デメリット |
|
結論 |
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個人的にはあまりおすすめしていないです。
その理由がカメにかじられたから
なぜかじられたか気になる方は以下の記事でお話しています。興味ある方はぜひどうぞ!
▶【体験談あり】カメ飼育にスポンジフィルターを使わない方が良い理由
カメにかじられると誤飲の危険があるので「あんま良くないな」と感じてやめちゃいました。
しかし、使用感は投げ込み式フィルターに近く、設置も楽で掃除も簡単。

ただそれなら投げ込み式フィルターで良いかなというのが今の感想。
投げ込み式フィルターならかじられても誤飲される危険はないので安心です。
ウールの交換が必要なのでコストはかかりますが使いやすさは変わらないので、投げ込み式フィルターを使った方が良いと思います。
結局、どのろ過フィルターがおすすめ?
個人的には以下の3つから選ぶのがおすすめ!
この3つの中から選ぶと失敗せずにカメを飼育できると思います。

そしてカメを飼うならろ過フィルター以外にも持っておくべき便利グッズがあります。
以下記事で飼育に役立つ便利グッズを10個紹介してるので参考にどうぞ!
▶【実は必須!?】爬虫類を飼育するなら持っておくべき便利グッズ10選