この記事で解決できるお悩み
動物系専門学校を卒業したあとペットショップで3年働いてました。
今では10匹以上の爬虫類に囲まれながら過ごしてます。
衣装ケースでカメを飼ってみたい!
こんな悩みを解決できる記事を書きました。
以下7つの飼育道具を揃えれば衣装ケースでもカメを飼育できますよ!
この記事では衣装ケースでカメを飼育するために必要な道具を紹介します。
最後まで読めば衣装ケースでカメの飼育ができるようになるのでこんな方はぜひ読んでいってください!
- 家に衣装ケースが余ってる
- いまさら水槽を買いたくない
- できる限り出費を抑えたい
『衣装ケースのメリット・デメリット』について知りたい方はこちらをどうぞ。
➤カメの飼育ケースは水槽だけじゃない!?身近にある物でも飼えます
衣装ケースでカメを飼うために必要な道具
ここからは実際の飼育設備を紹介しながら僕が使っている道具を一つずつ解説していきますね。
それでは早速紹介します。カメを衣装ケースで飼うために必要な設備は以下の8つです。
なぜこれらが必要なのかここから紹介するのでぜひ最後まで読んでいってくださいね。
①衣装ケース
まずは衣装ケースですね。衣装ケースを買うときは最低でも『奥行40cm以上』のサイズを選んでください。
なぜなら『奥行40cmより小さい衣装ケースだと泳ぐスペースが無くなる』から
これより小さい衣装ケースだと浮島やヒーターを置いたときにかなり手狭なんですよね。
奥行40cm以上あれば浮島やヒーターを『しっかり設置できてカメが余裕を持って泳げておすすめ』ですよ。
衣装ケースを選ぶときのポイント
衣装ケースを選ぶときに意識するべきポイントが1つあります。
それは『角が直角のものを選ぶ』こと
「直角?」と疑問に思うので百聞は一見にしかず。こちらの写真をご覧ください。
この写真みたいに角が直角になっている衣装ケースを選んでください。
なぜかというと『浮き島を置きやすくなる』から
というのも、GEXの『タートルバンク M』という私が気に入っている浮き島を使うときに支障が出ます。
具体的には『角が丸いと隙間ができてしまいマグネットを上手く設置できない』んですよね。
この感じで角が直角の衣装ケースだと浮き島がジャストフィットします。
しかし、角が丸い衣装ケースだと浮き島との間に隙間ができてしまって浮き島を満足に設置できません。
そのため、衣装ケースを選ぶときは『角が直角の物が望ましい』ですよ!
②浮き島(陸地)
カメを飼育するなら『浮き島(陸地)が必須』ですよ。
なぜなら『浮き島は日光浴に必要』だから
カメは日光浴をしないと甲羅干しができず骨格の成長の妨げになるんですよね。
甲羅干しはカメにとって超重要なので日光浴ができるように必ず浮き島を設置しましょう。
【私がおすすめする浮島】
私がおすすめする浮島はGEXの『タートルバンク M』ですね。
この浮き島はマグネットタイプで設置が簡単。大きさもそこそこあるので重宝してますよ。
ちなみに『大型のカメに使うのはやめたほうがいい』ですよ。
というのも、マグネットが『カメの重量に耐えられず取れてしまい陸地の意味を成さなくなる』から。
大きめのカメならレンガを陸地にしたほうがいいかなと思います。
③ろ過フィルター
カメは『水をとにかく汚すのでろ過フィルターが必須』ですよ。
ろ過フィルターを使わないと水が汚れた水槽でずっと過ごすことになりカメが体調不良になりやすくなってしまいます。
そのため、カメを飼育するときは必ずろ過フィルターを使いましょう!
【私がおすすめするろ過フィルター】
私がおすすめするろ過フィルターは『投げ込み式フィルター』です。
これは『設置・掃除が楽』で『ろ過能力もそこそこある』のでおすすめですよ!
④水中ヒーター
個人的にはヒーターは必須ですよ。
なぜなら『カメの体調をコントロールできる』から
というのも、日本は四季がはっきりしてるので季節で温度に大きな差がありますよね。
- 夏場
➤30度を超える - 冬場
➤10度を下回る
カメは水温に大きな差ができると体調を崩しやすくなるので出来るだけ温度変化は避けたいです。
そこで、水中ヒーターを使えばカメの過ごしやすい水温を変えれるのでカメの体調をコントロールできますよ。
【私がおすすめする水中ヒーター】
私のおすすめするヒーターは『GEX スタンディ 160』です。
これはオートヒーターとも呼ばれ『決められた温度に自動設定してくれる優れもの』ですね。
値段も手頃なのでとりあえずヒーターがほしいという方はこれにしておけば間違いなしです。
⑤バスキングライト
バスキングライトはカメが日光浴するために必ず必要です。
これが無いと甲羅干しができないので確実に設置してくださいね。
【私がおすすめするバスキングライト】
私がおすすめするバスキングライトは『GEX スワンプグロー 75w』です。
これはトカゲ用のバスキングライトと違って水滴が付いても割れることはないのでミズガメを飼育するならこれが一番おすすめですよ!
トカゲ用のバスキングライトはNG
トカゲ用に売ってる『バスキングライトは絶対使っちゃダメ』ですよ!
なぜなら『防水加工がされていない』から
トカゲ用のバスキングライトは防水加工がされておらず、水滴が付着すると温度差により変形して割れてしまうんですよね。
そのため『防水加工がされたカメ用のバスキングライト』を必ず使うようにしましょう
⑥紫外線ライト
カメは『紫外線を浴びないと骨格の成長に影響が出る』ので必ず設置しましょう!
紫外線ライトを設置しないと甲羅の成長の影響がでたりクル病という骨の病気になりやすくなったりと良いことはありません。
そのため、必ず紫外線ライトを使ってあげてくださいね。
【私がおすすめする紫外線ライト】
私がおすすめする紫外線ライトは『GEXレプタイルUVB 26W』です。
これはカメを十分に飼育できる紫外線量を照射してくれるのでおすすめですよ。
⑦ソケット
ソケットがないとバスキングライト・紫外線ライトを使えないので必ず揃えてくださいね。
私が使っているソケットは以下の2つです。
- バスキングライト
➤GEX ライトドーム18cm - 紫外線ライト
➤マルカンクリップソケット
バスキングライトと紫外線ライトでそれぞれソケットを変えているのでその理由をお話しますね。
バスキングライト編
まずはバスキングライトから。なぜ『GEX ライトドーム18cm』を使っているかというと『フタの上に乗せれる』から。
こちらの写真を見てください。浮き島の上にあまりスペースがないですよね。
この状態でフタがなかったらカメが立ち上がったときに脱走されてしまいます。そのため、フタは確実に置きたいところですよね。
しかし、フタを置くと今度は『バスキングスポットを作りづらい』です。
したがって、以下の2つの条件をクリアしたソケットが必要です。
- 脱走対策をしつつ
- バスキングできるように丁度いい距離を作る
この2つの条件をクリアしたソケットが『GEX ライトドーム18cm』です。
衣装ケースで脱走対策をしつつバスキングスポットを作るならライトドーム18cmより適したソケットは無いと思います。
紫外線ライト編
紫外線ライトは『どこに設置してもOK』なので場所を選ばず設置できるクリップタイプのソケットを使ってます。
具体的にはこんな感じで設置できますよ。
ドームタイプは置く場所がかなり必要なのでバスキングスポットに続いて紫外線ライトもドームタイプにするとめちゃくちゃ窮屈です。
そのため、スペースを空けるためにクリップタイプのソケットを使ってますよ。
【私が使っているソケット】
ちなみに私が使っているソケットは『マルカンクリップソケット』です。
値段も手頃なので使いやすいのでソケット選びで迷ったらこれにしておけばOKですよ。
【失敗しないソケットの選び方】
以下記事では『初心者でも失敗しないソケットの選び方』を紹介してます。
ソケットはカメ飼育で必須なのでこの記事を読んで失敗せず選ぶようにしましょう。
➤失敗しないソケットの選び方【爬虫類ライト】
⑧フタ
フタは『脱走対策のために必ず必須』なので絶対使ってください。
もし脱走対策を怠るとカメがどこかに行ってしまって最悪見つからない可能性もありえます。
そのため、脱走対策用のフタは必ず準備してくださいね。
【私がおすすめするフタ】
私が使っているのは『スドー ハープネット 45cm』です。
網目状なのでライトの光を通し、丈夫なのでライトドームを置いても全く問題ありません。
これ以上に性能の良いフタは探しても見つからなかったのでフタ選びで迷ったらこれにしておけば間違いなしですね。
【まとめ】衣装ケースでも設備を整えればカメを飼える
衣装ケースでも設備をしっかり整えればカメを飼育できますよ!
実際に私はこの記事で紹介した道具で、カメを5年以上飼育しているので信頼性は高いと思います。
- 衣装ケースが余っている
- 水槽だと掃除が面倒だから衣装ケースで飼いたい
こんな方は衣装ケースを使ってみてください。
【衣装ケースでカメを飼う場合の初期費用】
またこちらの記事で『今回紹介した飼育道具を揃えるといくらになるのか?』初期費用を計算しています。
衣装ケースでカメを飼いたい方はぜひ参考にしてくださいね。
➤【初期費用】衣装ケースでカメを飼うにはいくら必要?
最後にこの記事で紹介した飼育道具をまとめておくのでこちらも参考にどうぞ。
飼育道具 | 内容 |
ケージ | 衣装ケース |
浮き島(陸地) | タートルバンク M |
ろ過フィルター | 投げ込み式フィルター エアーポンプ エアーホース |
ヒーター | GEX スタンディ 160 |
バスキングライト | GEX スワンプグロー 75w |
紫外線ライト | GEXレプタイルUVB 26W |
ソケット | GEX ライトドーム18cm マルカンクリップソケット |
フタ | スドー ハープネット 45cm |
関連記事はこちら
【衣装ケースでカメを買うための初期費用】
以下記事では『衣装ケースでカメを飼うとなるといくら必要なのか?』を紹介してます。
カメを衣装ケースで買ってみたい方は参考になると思うのでぜひ読んでください。
こちらもCHECK
-
【予算2万でOK】衣装ケースでカメを飼うための初期費用を紹介
続きを見る
【カメ飼育の便利道具】
以下記事では『カメを飼育するなら持っておくべき道具』を紹介してます。
便利道具を持ってるかどうかでカメ飼育の難易度が変わると言ってもいいのでぜひ参考にしてください。
こちらもCHECK
-
【爬虫類の飼育本・図鑑7選】元ショップ店員が厳選したおすすめを紹介
続きを見る