この記事で解決できるお悩み
こんにちは、まーさんです!
動物系専門学校を卒業したあとペットショップで3年ほど働いてました。
今では10匹以上の爬虫類に囲まれながら過ごしてます。
今回は「初心者でもシリケンイモリを飼育できる?」と悩んでいる方向けに記事を書きました。
結論を言うと初心者でも飼えます!
というのも、日々のお世話はこれだけだから。
- 1日に1回のエサやり
➤赤虫or人工フードを与える(3分) - 水換え
➤ろ過フィルターを使う場合:2週に1回
ろ過フィルターを使わない場合:1週に1回 - 毎日の健康管理
➤ケージ外から観察(好きなだけ) - 毎日のケージ掃除
➤フンやエサの残りを取り除く(2分)
1日5分もあれば飼育出来るので初心者の方でも飼いやすいイモリですよ。
とはいえ、何の知識もなしにシリケンイモリを飼うことはできません。
本記事ではシリケンイモリの飼い方や必要な飼育用品を紹介します。
この記事の内容をそのまま真似すれば初心者の方でもシリケンイモリを飼育できるのでぜひ参考にしてください。
【シリケンイモリの初期費用】
以下記事では『シリケンイモリの初期費用』を紹介してます。
サバクイグアナ飼育にいくら必要なのか知りたい方はぜひ参考にしてください。
➤【全公開】シリケンイモリ飼育の初期費用と内訳を紹介
シリケンイモリの知識
ここではシリケンイモリの大きさや寿命といった基礎知識について紹介していきます。
以下の表にまとめてあるのでぜひ参考にしてくださいね。
概要 | 内容 | 備考 |
大きさ | 約15cm前後 | メスのほうが大きくなる傾向にあり |
寿命 | 約15~20年 | 個体によりけり |
性格 | おとなしめ | 個体によりけり |
エサ | 赤虫・人工フード | 人工フードは餌付かせる必要あり |
価格 | 約1000円~5000円 | 模様によりけり |
購入場所 | ホームセンター、専門店 総合ペットショップ、即売会 |
一押しは即売会 |
ざっと表にしてみましたがこれでシリケンイモリのことは大体わかると思います。
次から飼育設備を紹介しますね。
シリケンイモリの飼育設備
ここで紹介する設備がないとシリケンイモリを飼育できないのでぜひ参考にしてください。
シリケンイモリの飼育には以下5つが必要ですよ。
なぜこの5つが必要なのか初心者の方にも分かりやすく解説しますね。
①飼育ケージ
まずはケージが必須。飼育ケージがないとシリケンイモリの飼育は始まらないので一番最初に選びましょう。
ケージ選びのポイントは以下の2つ。
選び方のポイント
- 幅30cm以上
- 脱走対策が万全
この2つを意識してケージを選んでください。
【ケージサイズは幅30cm以上】
ケージのサイズは『幅30cm以上』がおすすめですね。
なぜなら『ろ過フィルターや陸地を設置するとケージが手狭になる』から
シリケンイモリ飼育ではろ過フィルターや陸地、レイアウト用品(流木、石)と設置する道具が多くケージがごちゃごちゃします。
そのため、シリケンイモリのフリースペースを増やすためにも『幅30cm以上』のケージがおすすめですよ。
【脱走対策が必須】
シリケンイモリは『脱走の達人とも呼ばれるぐらい脱走が得意なイモリ』です。
狭い隙間やフタが無いケージだとぬるぬると簡単に脱走されちゃいます。
そのため、隙間があったりフタが無いケージは絶対に使ってはいけませんよ!
【おすすめの飼育ケージ】
先ほどの2つを考慮して選んだおすすめのケージがこちら。寿工芸の『ヒュドラケース3120』です。
ヒュドラケース3120はこんな感じでシリケンイモリを飼育するためのポイントを全てクリアしています。
- 幅30cm以上
➤幅31cm×奥行30cm×高さ20cm
- 脱走対策が万全
➤上部のフタで脱走対策バッチリ
【ヒュドラケース3120のレビュー】
満足しすぎて以下記事で『ヒュドラケース3120をレビュー』しました。気になる方は参考にどうぞ。➤【レオパ・イモリ飼育におすすめ】ヒュドラケース3120を徹底レビュー
②陸地
シリケンイモリは『陸棲傾向が強いので陸地を設置』してあげましょう。
私がおすすめする陸地はビバリアの『バスキング&シェルターM』ですね。
バスキング&シェルターMは十分な広さの陸地を確保できる優れものです。
【バスキング&シェルターMのレビュー】
以下記事で『バスキング&シェルターMをレビュー』してます。
元ショップ店員が実際に使ってみて感じたメリット・デメリットや使用感を紹介してるのでこちらも参考にしてください。
➤【バスキング&シェルターMのレビュー】イモリにおすすめ!サイズ・使用感を紹介
③底砂
底砂に関してはぶっちゃけ無くても問題ありません。シリケンイモリの飼育には関わらないと言っても良いです。
しかし、あるのと無いのでレイアウトの見た目に大きな差が出ます。
そのため、見た目・レイアウトを気にしたい方は使うと良いでしょう。
【おすすめの底砂】
私がおすすめしている底砂は『金魚・メダカの中粒珠五色砂利 900g』です。
これを使っている理由は『粒が比較的大きめ』だから。
中粒とはいえ大きめですよね。粒が小さい底砂を使っていると『水換えが非常に面倒くさい』です。
そのため、粒が大きく見栄えのする『金魚・メダカの中粒珠五色砂利 900g』を使ってます。
④ろ過フィルター
シリケンイモリを飼育するならろ過フィルターを設置しましょう。
なぜなら『水の汚れに弱い』から
シリケンイモリは皮膚が弱く水の汚れに敏感なのでろ過フィルターを使わずに飼育すると体調を崩す可能性が高いです。
そのため、常に水を綺麗にしてくれるろ過フィルターを使ってイモリを飼いましょう!
【おすすめのろ過フィルター】
私がおすすめするろ過フィルターは『水作パワーフィットプラスS』です。
値段が『約1000円(Amazon価格)』と安め。さらにコンセントに挿すだけですぐ使えるので初心者におすすめですよ!
⑤レイアウト用品
最後はレイアウト用品です。
イモリを飼うなら自然感のあるレイアウトを作りたいと考える人は多いと思います。
例えばこんな感じ。
こんな感じのレイアウトを作るなら『流木や石、コケといったレイアウト素材が必須』ですよ。
私が使っているレイアウト用品は以下の4つ。
レイアウト素材
- コケ付き石
- コケ付き流木
- コケ(コツボゴケ&シノブゴケ)
- ニッソー コーナー 隠れ石
この4つを使えば写真のようなレイアウトを作れますよ。
シリケンイモリの飼育方法
ここからはシリケンイモリの具体的な飼育方法を紹介します。
以下の4つを紹介するのでシリケンイモリの飼育を考えている方はぜひ参考にどうぞ!
エサの種類と頻度
シリケンイモリの餌は以下の2種類です。
基本的には栄養価の高い人工フードを与えるのがベストです。
ただ、餌付かない可能性もあるのでその場合は冷凍赤虫を使いましょう。
エサの頻度は以下の通り。
ちなみに『エサの残りは早めに回収』してください。放置しても水が汚れるだけで良いことはありません。
【冷凍赤虫はこちら】
【イモリ用の人工フードはこちら】
普段のお世話
ここからは普段のお世話についてお話します。
普段のお世話として行うことは以下の3つ。
普段のお世話
- 掃除
- エサやり
- 生体の観察
この3つは必ず行ってください。
エサやりは先ほど解説したので掃除と生体の観察についてお話します。
掃除
掃除でやることは以下の2つです。
- 定期的な水換え
➤2週間に1回ぐらい - エサ・フンの回収
➤2〜3日に1回ぐらい
掃除をサボるとシリケンイモリが体調を崩してしまうので定期的に掃除してくださいね!
生体の観察
生体の観察とは『怪我や病気になっていないかを見極めるため』に行います。
シリケンイモリは喋ることができません。そのため、人間と直接コミュニケーションを取る手段がないですよね。
コミュニケーションが取れないとなると以下の状況になった時に私たちは気付けません。
- 怪我をしていた
- 病気になっていた
人間だったら声でコミュニケーションが取れるのですぐに対処ができます。
しかし、シリケンイモリの場合は声でコミュニケーションが取れないので私たちが気づくしかないんですよね。
病気や怪我にいち早く気づくためには日頃の観察が重要になるというわけです。
飼育の注意点
シリケンイモリを飼育するなら以下の2つに注意しましょう。
多頭飼育は避ける
繁殖目的以外での多頭飼育は『基本的にデメリットしかないので避けた方が良い』です。
なぜなら『多頭飼いを続けると力関係が生まれ弱いほうがストレスを受け続ける』から
ストレスを受け続けると食欲不振になったり動きが鈍くなったり体調を崩していきます。
もし、多頭飼育をする場合は十分な広さを持ったケージを用意し、何かトラブルが起きた時にすぐに避難出来るようにしてから行ってください。
脱走に注意
脱走には必ず注意しましょう!
シリケンイモリは意外にも壁をペタペタと登ることできるのでフタが開いてたりすると簡単に脱走されます。
それでいて、サイズが小さいので狭い隙間に入られるともうお手上げです。
見つけれないと干からびて死んでしまうこともあり得るので脱走だけは注意しましょう!
触れ合い方
シリケンイモリは基本的に手で触れ合う生き物ではありません。
なぜなら『皮膚が弱く人間の体温で火傷することもあり得る』から。
シリケンイモリに限らず両生類は皮膚が弱く敏感なので手で持ったり撫でたりするのはやらないほうが無難です。
【まとめ】シリケンイモリを飼ってみよう
シリケンイモリは丈夫で広い飼育スペースもいらない初心者向けイモリです。
「初心者だけどイモリを飼ってみたい」
こんな悩みを持っている方におすすめできるイモリなので興味ある方は飼育してみてください。
最後にこの記事で紹介した飼育設備を表にまとめました。まだ持ってない方はこの機会に入手しておきましょう。
飼育設備 | 種類 |
飼育ケージ | ヒュドラケース3120 |
陸地 | バスキング&シェルターM |
底砂 | 金魚・メダカの中粒珠五色砂利 900g |
ろ過フィルター | 水作パワーフィットプラスS |
レイアウト用品 | コケ付き石、コケ付き流木、シノブゴケ、コツボゴケ ニッソー コーナー 隠れ石 |
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