この記事で解決できるお悩み
動物系専門学校を卒業したあとペットショップで3年働いてました。
今では10匹以上の爬虫類に囲まれながら過ごしてます。
『トゲオアガマ飼育では水入れは不要』
って聞くけどなんで?理由を知りたい!
この記事ではこんな悩みを解決します。
確かに、トゲオアガマの飼育環境を見ると高確率で水入れが置かれていないことが多いですよね。
にも関わらず、脱水症状にはならず元気に動き回ってる。なんで?と思うのも無理ありません。
これにはもちろん理由があります。それが以下の3つ。
これらの理由があるからトゲオアガマは水入れが無くとも問題なく飼育できるんですよね。
とはいえ、これだけだとまだ理解できないという人もいると思います。
そこで、この記事では『トゲオアガマ飼育では水入れがいらない理由』を詳しく解説します。
さらに、後半ではこれらも紹介するのでぜひ最後まで読んでいってくださいね。
【なんで必要ない?】水入れがいらない理由
ここではなぜトゲオアガマ飼育では水入れが必要ないのか?その理由を3つ紹介します。
なぜ水入れが必要ないのか気になる方はぜひ読んでいってください。
水入れがいらない理由
それぞれ個別に紹介しますね。
①ケージを乾燥させたいから
まず一つ目の理由が『ケージを乾燥させたい』からですね。
というのも、トゲオアガマは本来の生息地域が湿度の低いアフリカの砂漠地帯です。
そのため『湿度の高い湿った環境よりも乾燥している環境のほうがトゲオアガマにとっては過ごしやすい』んですよね。
にも関わらず、水入れを置いてしまうと水が蒸発した時の湿度の上昇でトゲオアガマにとって快適な環境とは言えなくなってしまいます。
こういった理由からトゲオアガマ飼育では水入れは置かなくても良いかなと思いますね。
②水分補給は野菜の水分だけでも十分
2つ目は『水分補給するなら野菜だけで十分』という理由です。
トゲオアガマの主食である野菜類には多量の水分が含まれているのでわざわざ水入れを使わずとも十分な水分補給ができるんですよね。
そのため、野菜を十分に与えていれば水入れを置かずとも水分補給は問題なくできますよ。
③そもそも水入れから水を飲まないことが多い
最後は『そもそも水入れから水を飲まない個体が多い』という理由ですね。
なぜかは分からないんですが水入れから水を飲まない個体が結構います。
もちろん、これは個体差によるものなので飲んでくれる個体もいますがやはり少なめです。
そのため、せっかく水入れを置いたとしても全く飲まない場合があるのでそれならそもそも置く必要はないかなと思います。
【余談】水入れを置きたい人はおいてもOK
ここまで読むと
水入れを置かないのは不安だから置いても良い?
こんな疑問が湧く方もいると思います。
結論を言うと『水入れを置いても全く問題なし』ですよ!
というのも、あくまで不要なだけであって絶対置いちゃダメという訳ではないから。
【水入れを置く場合のメリット・デメリット】
- メリット
水入れから水を飲んでくれる
➤飲まない個体もいる
- デメリット
水の蒸発により湿度が上がる
➤飼育環境や部屋の乾燥具合によっては全然上がらない場合もあり
こんな感じなので水入れはあっても無くてもどっちでもいい道具かなと思います。
そのため、置かないと不安だという方は置いてもらっても全く問題ありませんよ。
【おすすめの水入れ】
もしトゲオアガマ飼育で使える水入れを探してる方はこちらが使いやすくておすすめですよ。
トゲオアガマに動かされにくい丁度良い重さに岩っぽさのある見た目が気に入ってますね。
【不要】水入れ以外で必要ない飼育道具2選
ここからは水入れ以外でトゲオアガマ飼育では不要な飼育道具を紹介します。
個人的にトゲオアガマ飼育で不要だと思っている飼育道具は以下の2つですよ。
不要な飼育道具
この2つは無くても問題ないと感じましたね。5年ほどトゲオアガマを飼育していても必要だと思った場面はありません。
具体的に何で不要と感じたのか紹介しますね。
①パネルヒーター
パネルヒーターはお腹を温める道具として重宝するんですがこれはトゲオアガマ飼育に限っては無くてもOKです。
なぜなら『トゲオアガマの保温道具はバスキングライトだけで事足りる』から
というのも、パネルヒーターを設置する時って基本的に昼夜問わず24時間点けっぱなしという方が多いはずです。
これは昼間だけで無く夜間も保温が必要という理由で付けてると思います。
しかし『トゲオアガマは夜間の保温が基本的に必要ない』んですよね。
その理由が『トゲオアガマは元々の生息地が昼夜の寒暖差が激しい場所なので昼夜の温度にメリハリが必要という理由がある』から
昼夜の温度にメリハリが無いと昼間に上がりすぎた体温を冷ますことができず体にダメージが残って良いことがありません。
そのため、トゲオアガマ飼育に限ってはパネルヒーターは無くても問題ありませんよ。
ちなみに『トゲオアガマの保温道具はバスキングライトさえあれば充分』です。
②保温ライト(赤外線ライト)
2つ目は保温ライト(赤外線ライト)です。 これもトゲオアガマ飼育では必要ありません。
その理由が『夜間の保温が必要ない』から
保温ライト(赤外線ライト)もパネルヒーターと同じく昼夜問わず点けておける道具なんですがトゲオアガマは夜間の保温が必要ありません。
したがって、トゲオアガマ飼育では使わない道具ですよ。
ちなみにバスキングライトは昼間にしか使えないので夜間は消しましょう。
【元ショップ店員が紹介】トゲオアガマ飼育に必要な道具7選
ここまでトゲオアガマ飼育では不要な道具を紹介しました。
となれば、次に気になる事といえば『トゲオアガマを飼うためにはどんな道具が必要なのか』だと思います。
というわけで、ここでは『トゲオアガマ飼育で揃えるべき必須道具を7つ紹介』します。
ここで紹介する7つを揃えればトゲオアガマを飼育できるのでぜひ参考にしてくださいね。
それぞれ個別に紹介します。
①飼育ケージ
まずは飼育ケージなんですがこれはわざわざ語る必要も無いでしょう。
飼育ケージが無ければトゲオアガマ飼育は始まらないので最優先で揃えましょう。
【トゲオアガマにおすすめのケージ】
以下記事で『トゲオアガマにおすすめのケージ』を紹介してます。 どんなケージを買えばいいか悩んでいる方はぜひ読んでくださいね。
➤【トゲオアガマにおすすめ】最強の飼育ケージ『グラステラリウム』を紹介
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②床材
続いては床材ですね。
床材は手っ取り早くトゲオアガマの飼育環境を再現するために必要な飼育道具です。
床材が無いとトゲオアガマによって過ごしやすい環境を作ることははできないのでこれも優先して揃えましょう。
【おすすめの床材】
個人的におすすめの床材は『デザートブレンドクラシック』です。
これは粒が小さく誤飲の影響が少なかったり掃除がしやすかったりとメリットが多く、個人的にも愛用してるのでぜひ使ってみてください。
【レビュー記事はこちら】
➤【デザートブレンドクラシックをレビュー】乾燥系爬虫類の床材はこれがおすすめ
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➤デザートブレンドクラシック
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③紫外線ライト
紫外線ライトも必須道具の1つなので必ず揃えてくださいね。
なぜ必要かというと、トゲオアガマは紫外線を浴びないと以下2つを行えないから。
- 病気の予防
- 骨・歯の形成
トゲオアガマは紫外線を浴びないと体内でビタミンD3という栄養素を作れないんですよね。
もしビタミンD3が不足すると『クル病のような骨の病気に罹りやすく』なります。
一度クル病になってしまうとまともに歩けなくなったりエサ食いに支障が出たりと良いことはないので必ず紫外線ライトを使いましょう。
個人的におすすめしてる紫外線ライトは『レプタイルUVB150 26W』ですね。
これは値段が比較的安い割にトゲオアガマを十分飼育できる紫外線量を照射してくれます。
実際に私も使ってますがトゲオアガマが紫外線不足で体調を崩したことはないのでおすすめですよ!
【商品リンクはこちら】
➤レプタイルUVB150 26W
④バスキングライト
紫外線ライトと合わせてバスキングライトも必ず設置してくださいね。
なぜ必要かというとトゲオアガマが日光浴するために必要になる『バスキングスポットを作るため』だから
というのも、トゲオアガマは昼間に日光浴をして体を温めてからでないと活動を始めれないんですよね。
もし一日中体温が上がらないと『脱皮に影響が出たり食欲不振になる可能性が高い』です。
こういった理由からトゲオアガマ飼育ではバスキングライトが必須なので紫外線ライトと合わせて揃えましょう!
個人的におすすめしてるバスキングライトは『サングロータイトビーム 100W』ですね。
シンプルで使いやすいバスキングライトなので重宝してますよ!
【商品リンクはこちら】
➤サングロータイトビーム 100W
⑤シェルター
トゲオアガマは狭い場所で休憩するのが好きなのでシェルターを設置してトゲオアガマが休憩できる場所を作ってあげましょう。
もしシェルターが無いとトゲオアガマが満足に休めずストレスを感じる可能性が高いです。
そのため、トゲオアガマを飼うときはシェルターを設置してくださいね。
個人的におすすめのシェルターは『スドー ロックシェルターML』ですね。
質感が洞窟っぽくトゲオアガマに似合いますしサイズも複数あるのでトゲオアガマの大きさに合わせられます。
さらにはバスキングスポットの代わりにもなってたりと重宝してておすすめですよ!
【商品リンクはこちら】
➤スドー ロックシェルターML
⑥ソケット
バスキングライトや紫外線ライトといったライトを使うためにはソケットが必ず必要になります。
ソケットが無いとライト類を使うことはできないので忘れずに揃えてくださいね。
⑦レイアウト素材
流木や石、コルクといったレイアウト素材は使うことを推奨します。
というのも、レイアウト素材を設置すると見栄えが良くなりますしトゲオアガマが登ってくれたりして一気に飼育が楽しくなるんですよね。
簡単でも良いので流木や石でレイアウトすることをおすすめしますよ。
最後にレイアウトの写真を載せておくのでぜひ参考にしてくださいね。
【トゲオアガマのケージレイアウト】
以下記事に『トゲオアガマのケージレイアウト』をまとめてあるのでこちらの記事もぜひ参考にしてくださいね。
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【まとめ】水入れは無くてもOK
まとめとしてトゲオアガマ飼育の『水入れは無くてもOK』ですよ。 無くて良い理由がこちら。
トゲオアガマ飼育では水入れがなくとも問題なく飼育できるので置くかどうか迷っている人は置かなくても大丈夫です。
置かないと不安という方がいるならもちらん置いてもらっても問題ありません。
【おすすめの水入れ】
トゲオアガマ飼育で使える水入れを探してる方はこちらが使いやすくておすすめですよ。
トゲオアガマに動かされにくい丁度良い重さに岩っぽさのある見た目が気に入ってますね。
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