この記事で解決できるお悩み
動物系専門学校を卒業したあとペットショップで3年働いてました。
今では10匹以上の爬虫類に囲まれながら過ごしてます。
トゲオアガマが快適に暮らせるレイアウトを作りたい
こう思ったことはありませんか?
確かにトゲオアガマにとってはケージの中が生活範囲の全てなので快適に過ごせるレイアウトを作りたいですよね。
とはいえ「どんなレイアウトを作ればトゲオアガマが快適に過ごせるのか分からない……」こんな悩みが出てくると思います。
そこで、この記事ではレイアウトで気をつけるべき3つのポイントやトゲオアガマのレイアウト素材を紹介します。
さらに、おまけとして私の作ったケージレイアウトをいくつか載せてるのでトゲオアガマのレイアウト作りで悩んでいる方はぜひ参考にしてくださいね。
【元ショップ店員が厳選】レイアウトで気をつけるべきポイント3つ
ここからはレイアウトで気をつけるべきポイントを紹介します。
ここで紹介するポイントを守れば『トゲオアガマが快適に暮らせるレイアウトを作れるようになる』のでぜひ読んでいってください。
気を付けるポイント
トゲオアガマのレイアウトを作るときはこの3つのポイントに気を付けてくださいね。
ポイント①シェルターを最低1つ作る
レイアウトするときは『シェルターを最低1つは作ることを意識』してくださいね。
なぜなら『トゲオアガマはシェルターを中心に暮らしている』から
というのも、トゲオアガマの行動パターンは基本的にシェルターを中心に回っているから。
トゲオアガマの行動パターン
- シェルターから出る
- バスキング(日光浴)をする
- エサを食べる
- 動き回る
- バスキング(日光浴)をする
- 飽きたらシェルターに帰る
こんな感じでシェルターから一日が始まりシェルターで一日を終えると言ってもいいんですよね。
そのため『最低でもシェルターを一つ作ることを推奨』します。
とは言われても、どんな風にシェルターを置けばいいかイメージしづらいと思います。
そこで私の飼育しているトゲオアガマのシェルターを紹介するのでぜひ参考にしてくださいね。
パターン①レンガを組み合わせる
パターン①はレンガを組み合わせてシェルターにしています。
「え!?レンガ使うの?」と思うかもしれませんがレンガはめちゃくちゃ便利なんですよね。
その理由が以下の通り。
- 値段が安い(100~200円ぐらい)
- 組み合わせればシェルターになる
- 保温性も高いのでバスキングスポットに最適
こんな感じでレンガはトゲオアガマのシェルターになるために生まれてきたと言って良いぐらい優れたシェルターです。
実際に私も使ってますがシェルターやバスキングスポットの代わりになってとにかく便利なのでトゲオアガマを飼うなら外せない道具になってます。
パターン②2箇所にシェルターを作る
90cmの広いケージを使っているので2ヶ所にシェルターを作れました。
- 左側
➤市販のロックシェルターのみ
- 右側
➤レンガと100均の保温プレートを使用
ケージが広い分、バリエーションの違うシェルターを2つ置けたのがポイントですね。
このレイアウトで使っているシェルターはこちらから。
➤Amazonでシェルターを見る
パターン③市販のシェルターのみ
最後は何のひねりも無く、市販のロックシェルターを置いただけです。
めちゃくちゃシンプルなのでシェルターで悩みたくない方はこれで問題なしですね。
【余談】結局隠れられればそれでOK
全部パターンが違いますがどのパターンでもOKですよ!
というのも『隠れられれば一緒』だから。
市販のシェルターであろうとレンガであろうと隠れられればOK
しいて言うなら『シェルターは2箇所あったら安心かな』という感じ。
1ヶ所だとトゲオアガマが寝る場所を気分で変えれないので、選択肢を増やすという意味で2ヶ所あったら安心です。
ただ最終的には気に入った場所にしか隠れないので、せっかく準備しても片方は使われない可能性はありますよ。
ポイント②火傷しないようにする
これも超重要。というのも、レイアウトを組み間違えると『火傷の可能性がある』んですよね
例えば『流木やコルクで高さのあるレイアウトをしたい』と考える方は多いと思います。
ですが、これだと火傷に繋がる危険があるんですよね。
なぜなら『バスキングライトに触れる可能性がある』から
というのも、トゲオアガマは流木やコルクにガッツリ登るので高さのあるレイアウトをすると火傷の可能性が出てきます。
したがって、高さのあるレイアウトだと火傷の危険があるので気をつけたほうがいいですね。
ポイント③バスキングスポットを確保する
最後も重要ですよ。レイアウトをするときはバスキングスポットを必ず確保してください。
なぜなら、トゲオアガマにとって『バスキングスポットの有無は死活問題』だから
というのも、トゲオアガマは変温動物なのでバスキング(日光浴)をし体温を上げてから動き回ります。
そのため『スキングスポットが無かったら生きていけない』と言ってもいいんですよね。
じゃあどうやってレイアウトに組みこむかというとやることは超簡単。
バスキングライトを1箇所に当て続けるだけでOK
具体的には写真の赤丸部分。
赤丸部分がバスキングスポット
こんな感じで一箇所にバスキングライトを当て続ければそこがバスキングスポットになりますよ。
【メリット・デメリット】トゲオアガマのレイアウト素材4選
ここからはレイアウト素材のメリット・デメリットを紹介します。
実際に私が使って感じたメリット・デメリットを紹介するのでぜひ参考にしてくださいね。
素材①石
【石のメリット・デメリット】
メリット |
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デメリット |
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結論 |
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まずはレイアウト素材で超王道の石です。 置くだけでレイアウトに雰囲気が出るので重宝している人も多いと思います。
しかし、石メインでレイアウトを組むのは意外と難しいなと感じました。
なぜ、そう感じたか以下の理由があります。
- 組み合わせるのが難しい
- 自分のイメージしたレイアウトに合う石を探すのが大変
石はレイアウトがめちゃめちゃ難しかったです。
なぜなら『石同士を組み合わせるのは大変』だから
石メインでレイアウトを作るとなるとポンと適当に石を置くだけでは成立しません。
いくつかの石を組み合わせてレイアウトしていくことになるんですがこれが難しいんですよね。
- 形がそれぞれ違うので重ねるのが難しい
- トゲオアガマに動かされないように固定しなければならない。
- 上手く組み合わせれたとしても自分がイメージしたレイアウトにならない可能性も高い
こういった理由から石メインのレイアウトは作れなかったです。したがって、石メインのレイアウトは『上級者向け』なのかなと思います。
とはいえ、これは石メインでレイアウトした場合なので『サブで使えばOK』です。
例えばこちらのレイアウト。
流木が大きくて映えるのでそのサブとして石を置きましたが良い感じにまとまってると思います。
こんな風に石メインでレイアウトを組めないときはサブとして使ってみるのも一つの手ですよ。
どんな石があるのか気になる方はこちらから。
➤Amazonで石で見る
素材②流木
【流木のメリット・デメリット】
メリット |
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デメリット |
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結論 |
メインでレイアウトするなら一番おすすめ! |
個人的に一番レイアウトしやすい素材は流木だと思います。
その理由が『簡単にメインを張れる』から
例えば先ほどの写真。流木と石の2つを組み合わせたレイアウトですがみなさんはどちらに目線がいきますか?
こんな感じで流木って存在感が凄いので簡単にメインを張れるんですよね。
石メインでレイアウトをするなら上手な組み合わせを考えなければなりませんが、しかし『流木なら少し大きめのものをポンと置くだけOK』です。
適当にポンと置くだけでそれっぽいレイアウトになるのが流木の魅力ですよ。
ただそんな流木にも一つ致命的なデメリットがあります。
それは『値段が高い』ことですね
小さめの流木で『1000円〜2000円前後』くらい。メインを張れるカッコよくて大きめの流木は『4000円〜5000円』ぐらいとお高め。
正直、お試し感覚で買える値段ではないですね。
とはいえ『流木は一つでも買っておけば十分レイアウト映えする』ので最初の1つは頑張って購入しましょう。
どんな流木があるのか気になる方はこちらから。
➤Amazonで流木で見る
素材③レンガ
【レンガのメリット・デメリット】
メリット |
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デメリット |
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結論 |
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そんなわけで3つ目のレイアウト素材はレンガ。
「えっ!!レンガってレイアウト素材になるの?」
なんで?と思うかもしれませんが『バスキングスポットとして運用するなら最適解』です。
なぜなら『保温性がとにかく高い』から
バスキングライトを少しでも当てればすぐに40度ぐらいまで上がります。
さらにはライトを消したあとでも30分〜1時間ほどは温度を維持してくれるので寒い冬場も便利。
さらにさらに、レンガを3つ組ませれば写真のようにシェルターにもなります。
レンガはバスキングスポットになり組み合わせればシェルターにもなる。
実は優秀なレイアウト素材なんですよね。
とは言ったものの『レンガ単体でレイアウトするのはかなりキツいかな』という印象。
なぜなら『レンガは違和感が凄い』から
違和感が凄くて流木や石と組み合わせることが前提かなと感じますね。
例えば、こちらのレイアウト。
レンガの違和感すごくないですか?
レンガが目立ち過ぎてて流木や石の存在感が薄くなってますよね。これがレンガをメインに使うのはキツい理由。
とはいえ、バスキングスポット兼シェルターとして使うならこれ以上に便利なものはないので私は割り切って使ってますね。
素材④保温プレート
【保温プレートのメリット・デメリット】
メリット |
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デメリット |
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結論 |
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保温プレートはバスキングスポットとして運用するならレンガを越えます。
なぜなら『保温性があまりにも高い』から
具体的には10分程度ライトを当てただけで簡単に50度を超えます。
この保温性の高さが保温プレートの魅力なのでバスキングスポットを作るなら保温プレートだけで十分と言っていいです。
ただ『温度が上がり過ぎるのが難点』ですね。いつも通りの感覚でライトを当てたのにも関わらず『60度近くまで上がる』こともあります。
これでは高温に強いトゲオアガマとはいえ火傷の危険が出てくるんですよね。したがって、保温プレートを使うなら『温度調節は必須』ですよ!
以下の記事で『保温プレートの魅力を紹介』してるので参考にどうぞ。
➤トゲオアガマの保温に100均のスレートプレートが超おすすめな話
温度計測はサーモチェッカーがおすすめ
ちなみに温度調節するときは『サーモチェッカー』という表面温度を簡単に測れる道具を使うと楽ですよ!
レーザーポインターを測りたい場所に当てれば5秒ぐらいで温度を測れる優れものです。
トゲオアガマを飼育していると何かと温度を知りたいときが来るので一つ持っておくことをおすすめします。
【レイアウトを上手く組むコツ】複数の素材を使おう!
私が特に意識にしているレイアウト術がこれですね。レイアウトは『複数の素材を使って組むこと』です。
なぜなら『レイアウトの幅が一気に広がる』から
例えば、どっちの方が上手くレイアウトを組めると思います?
- 石
- 石+流木
私が個人的に思うに『石+流木』の方が上手く組めると思います。
なぜなら『流木だけではバスキングスポットを作るのが難しい』から
先ほど、バスキングスポットの確保がレイアウトを組むときに大事だとお話しましたが『流木はバスキングスポットに向いていない』んですよね。
それはなぜか?『形が複雑だから』です。
流木ってこちらの写真みたいに湾曲してたり細かったりしてるものが多いんですよね。
この流木でトゲオアガマがバスキング出来そうかと言われると答えはNOだと思います。
これではバスキングスポットの確保ができないので流木だけでレイアウトを組むのはキツいです。
「じゃあ、どうすればいいのか?」ここで石を使います。
石は平べったい形から尖った形のものまで色々あるのでバスキングスポットの確保に貢献してくれるんですよね。
この写真だとレンガと石を組み合わせてますがイメージはこんな感じ。
こんな感じで複数のレイアウト素材を組み合わせたほうができることが多いんですよね。これが複数の素材を使ってレイアウトを組んだ方が良い理由です。
そのため『レイアウトを組むなら複数の素材を使って組むことを意識』しましょう!
【参考】ケージレイアウト集
最後におまけとして私が今までに作ってきたケージレイアウトを載せておきます。
レイアウトが苦手なのでシンプルなものが多いですが作るときの参考になればいいなと。
使っている素材ごとに分けて画像を載せておくので参考にどうぞ。
ケージレイアウト集
流木+石
石+レンガ
石+流木+レンガ
石+流木+レンガ+保温プレート
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【超初心者向け!トゲオアガマ飼育のススメ】
以下記事では『超初心者だけどトゲオアガマ飼育に興味がある』という方向けにトゲオアガマを飼うまでにやるべきことを紹介してます。
この記事を最後まで読めば超初心者でもトゲオアガマを飼えるようになるのでぜひ参考にしてください。
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