ミズガメ ミズガメの飼育道具

【家にある道具でOK】水槽以外でカメを飼育する方法

【家にある道具でOK】水槽以外でカメを飼育する方法
まーさん
こんにちは、まーさんです!

動物系専門学校を卒業したあとペットショップで3年働いてました。

今では10匹以上の爬虫類に囲まれながら過ごしてます。

突然ですが、カメを飼育するなら皆さんは何で飼育しますか?

こう聞かれると多くの方がパッと思いつくのは『水槽』だと思います。

確かにカメ=水槽』というイメージは強いですよね。実際に多くの飼育者が水槽でカメを飼育していますし私も水槽でカメを飼育しています。

カメ水槽

しかし、カメ飼育で使えるケージは水槽だけではないんですよね。

水槽よりも『安くてサイズも豊富』さらに『多くの家庭にある身近な道具』でもカメは飼えます。

そんな夢のようなケージがあります。それがこちら衣装ケースです。

衣装ケース カメ

「え!!衣装ケース?と思うかもしれませんが以外にも衣装ケースで飼育しているという飼育者は多いんですよね。

私も最初こそ

「衣装ケースでカメって飼えるのかな?」

と疑問に思いましたが、いざ使ってみると何の問題もなくカメを飼育できた』んですよね。

それ以降ずっと衣装ケースを使ってますがその過程で衣装ケースのメリット・デメリット見えてきました。

衣装ケースを使うならメリット・デメリットは知っておかなければならないので今回紹介します。

水槽以外でカメの飼育ケースをお探しの方はぜひ読んでいってくださいね!

【前提】なぜ衣装ケースを選んだのか?

なぜ衣装ケースを選んだのか?

なぜ衣装ケースを選んだのかというと『掃除を楽にしたかった』からですね。

というのも、以前は『水槽』を使ってカメを飼育していたんですが『重くて掃除が面倒』でした。

水槽ってガラス製なので『大体10kg』ぐらいあるので持ち運びが大変なんですよね。

まーさん
特に60cmを越えるサイズの水槽を持つのはかなりしんどいですね……。

そこで「持ち運びしやすくてカメが飼えそうなケージってないかな?」 と思い、ネットで探した所衣装ケース』が一番良さそうでした。

なぜ良さそうだったかというと

  • 衣装ケースは水漏れしない
  • プラスチックなので持ち運びも容易

この2つの理由があったから。

カメを飼育できる最低限の機能に加えて、持ち運びが簡単という一番必要なメリットも持ち合わせていたんですよね。

「これはカメに丁度いいケージかも?」と思い、実際に使ってみると想像以上に飼育が楽になりました。

ただ、使っていくうちに衣装ケース特有の無視できないデメリットもいくつかあったので次から紹介しますね。

衣装ケースを使って感じたデメリット3つ

使って感じたデメリット3つ

以下では実際に使って感じた衣装ケースのデメリットを3つ紹介します。

衣装ケースはカメの飼育におすすめではあるものの、無視できないデメリットもあります。

飼育ケース選びで失敗したくない方はぜひ参考にしてください!

それぞれ個別に紹介します。

デメリット①劣化が激しい

衣装ケースは劣化が激しい』ですね。

なぜなら『衣装ケースはプラスチックで作られている』から

プラスチックって『割れやすかったり傷が付きやすかったりと脆い』んですよね。

具体的には

  • カメが爪で掻いたりすると傷跡が残る
  • 水を使うので劣化スピードが早い

こんな感じで脆いです。

普通に収納ケースとして使うなら気になりませんがカメを飼うとなると劣化は避けられません。

そのため、衣装ケースはいつか交換しなければいけないので長く使うのは難しいと感じましたね。

まーさん
私もこれまでに2回交換してるので劣化は避けられないと思います。

デメリット②透明度が落ちてカメが見づらい

個人的にはこれが1番のデメリットだと思います。

衣装ケースは『曇りやすくカメが見づらい』んですよね

百聞は一見にしかず。こちらをご覧ください。

衣装ケース 透明度

めっちゃ曇ってますよね。最初は透明でしたが傷やコケによってどんどん曇りました。

これの何がダメかというと『カメが見づらくなって』しまうことです。

せっかく、カメを飼育するなら泳いでいる姿は綺麗に見たい所ですが衣装ケースだと透明度が低く見づらいのが難点。

そのため『綺麗にカメを見たいなら衣装ケースは向いていない』かなと感じました。

デメリット③プラスチックなので割れやすい

衣装ケースはプラスチックで作られているので『強い衝撃を加えたり劣化が激しいと割れる可能性』があります。

実際に私も衣装ケースを持とうとした時に持ち手が割れてしまって落としそうになった経験があるんですよね。

これがその時の写真です。

衣装ケース 割れる

この衣装ケースは1年とちょっとぐらい使っていたんですがダメでしたね。

想像以上に脆いので『もっと丈夫なケージで飼育したい方は水槽を使うほうが無難』です。

衣装ケースを使って感じたメリット4つ

使って感じたメリット4つ

ここからは私が実際に使ってみて「これは良いな!」と感じたことを書きました。

さきほど紹介したデメリットを考慮してもおすすめできるのでぜひ参考にしてください!

メリット①サイズが豊富

衣装ケースはサイズ展開が豊富』ですよ。

まーさん
具体的には幅30cm〜幅80cm』ぐらいのサイズが売られてます。

そのため、衣装ケースでも小型〜中型のまでカメならバッチリ飼育できますよ!

ただ『大型のカメには向いていない』ですね。

というのも衣装ケースは衣服を収納するために作られているの大きいサイズの物はあまり売られていません。

具体的には『1mを超えるようなサイズは無い』といっていいかなと。
(あったらごめんなさい)

そのため、大型のカメ飼育には向いておらず『小型~中型のカメ向き』のケージだと思います。

メリット②安くて入手しやすい

衣装ケースは『安くて入手が簡単』ですよ。

以下の表で水槽と衣装ケースの値段を比較したのでぜひ参考にしてください。

飼育ケース 値段
水槽(60cmサイズ) 約3200円
衣装ケース(70cmサイズ) 約2600円

一見そこまでの違いはないように見えますが衣装ケースの方が10cm大きいのにも関わらず安いんですよね。

そのため、予算をとにかく抑えたいという方に衣装ケースはおすすめですよ。

さらに値段の安さに加えて『衣装ケースは入手がとても簡単』なのも魅力です。

なぜなら『ホームセンターですぐに購入できる』から

これを聞くと「いやいや水槽もホームセンターで買えるじゃん」と思うかもしれませんが、水槽はペットコーナーがあるホームセンターでしか基本的には売られていません。

まーさん
どこでも手に入るわけではないんですよね……。

その点『衣装ケースはどこのホームセンターでも大体置いてある』のですぐ入手できますよ!

メリット③軽くて持ち運びがしやすい

個人的に1番のメリットです。

衣装ケースは『めちゃくちゃ軽い』ですよ

以下の表で水槽と衣装ケースの値段を比較したのでぜひ参考にしてください。

飼育ケース 値段
水槽(60cmサイズ) 約6kg
衣装ケース(70cmサイズ) 約3kg

衣装ケースの方がサイズが大きいのにも関わらず『半分の重さ』しかありませんよね。

もちろん、衣装ケースのサイズが大きくなればなるほど重くもなりますがそれでも水槽と比べたら軽いです。

そのため『軽くて取り回しやすい飼育ケースを探しているという方におすすめ』ですよ!

メリット④余らしている衣装ケースをそのまま使える

衣装ケースを家で余らせているという人はわざわざ買う必要がありません。

家で余ってる衣装ケースをそのまま使いましょう!

穴を開けたり切ったりといった加工は一切必要ありません。そのまま使ってOK!

ただ、当然ながら『衣装ケースに穴が空いていたり割れていたりする場合はNG』です。

水漏れしたり割れがひどくなるということもありえるのでその場合は買い直してください。

【結論】管理を楽にしたい方は衣装ケースがおすすめ

結論:管理を楽にするなら衣装ケースがおすすめ

結論として衣装ケースは『管理をとにかく楽にしたい方におすすめ』ですよ!

水換えや掃除を楽に行いたいという方は水槽よりも圧倒的に衣装ケースのほうが良いです。

まーさん
実際に私も衣装ケースを使ってからは水換えや掃除が面倒だと思うことはなくなりましたよ!

反対にこんな方は衣装ケースを使うより水槽を使ったほうが良いかなと。

  • カメを綺麗に観察したい
  • もっと丈夫な飼育ケースが欲しい

衣装ケースはカメを綺麗に観察できなかったり脆かったりとデメリットも多いです。

そのため、デメリットを許容できない場合は素直に水槽を使うことをおすすめしますね。

【カメを衣装ケースで飼うために必要な道具】

以下記事で『実際にカメを衣装ケースで飼うためには何が必要なのか』紹介してます。ぜひ参考にしてください。
【カメを衣装ケースで飼うには何を揃えればいい?】元ショップ店員が全て紹介

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以下記事では『衣装ケースでカメを飼うとなるといくら必要なのか?』を紹介してます。

カメを衣装ケースで買ってみたい方は参考になると思うのでぜひ読んでください。

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まーさん

大阪在住。
動物系専門学校を卒業→3年ほどペットショップで勤務/爬虫類飼育歴7年。 そんな僕が自身の飼育経験で得た体験を元に、初心者の方にもわかりやすく爬虫類の飼育情報を発信していきたいと思います! Amazonのアソシエイトとして、当メディアは適格販売により収入を得ています。

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