この記事で解決できるお悩み
動物系専門学校を卒業したあとペットショップで3年ほど働いてました。
今では10匹以上の爬虫類に囲まれながら過ごしてます。
「カメを飼うならこれは絶対必須!」という飼育道具をこの記事では紹介しますね。
先に結論を言います。カメ飼育の必須道具は以下の5つです。
カメは20年以上生きることもあるぐらい寿命が長いのでその長い期間、お世話が不便なのは避けたいですよね。
お世話が不便だとモチベが下がったりお世話のやる気が無くなったり良いことはありません。
そのため、この記事で紹介する5つの必須道具を使ってカメを飼育しましょう!
カメ飼育の便利道具5選
私が実際に使ってみて 「これは絶対持っておくべき!」と感じた便利道具は以下の5つです。
この5つは持っていないと間違いなく損をすると言って良いレベルの便利道具ですよ!
①バケツ
バケツ
- 値段
➤300〜500円 - 使い道
➤水換え
『バケツ』は持っておくのと持たないのでは天と地ほどの差が出るので確実に持っておくことをおすすめします。
なぜなら『水換えに使う』から
カメを飼育するなら必ず水換えをする時が来ます。ただ、水換えをスムーズに行う方法って意外と無いんですよね。
ホースを使うなら上手く固定しないと水が漏れたりと事前準備が必要。だからといって水が入った重い水槽を持ち上げて水換えするのは非現実的。
そこで『バケツ』があると便利なんですよね。 バケツなら事前準備もいりませんし水槽を持ち上げる必要もありません。
水を汲むだけで水換えができるようになるので、面倒な作業である水換えをスムーズに行うことができるようになるんですよね。
カメを飼うなら『バケツ』が欲しくなる瞬間が必ず訪れると思うので1つ持っておくことをおすすめしますよ!
②歯ブラシ
歯ブラシ
- 値段
➤300〜500円 - 使い道
➤コケ取り
『歯ブラシ』も必須ですね。
なぜなら『コケ取り道具として優秀』だから
カメを飼うと壁や浮島と色んなところにコケが生えてきます。放置してて害は無いんですが見栄えが悪いので可能なら取り除くほうがいいです。
「それなら掃除しようかな……」
と思って掃除をするんですけど、角や隙間などの細かい部分は普通のブラシやスポンジだと取りづらくて不便なんですよね。
そこで『歯ブラシ』の出番です。歯ブラシは毛先が細かく掃除しやすいのでカメのコケ取り道具として超便利。
実際に私も水槽の角や浮島に生えたコケは大きめのブラシだと全然取れないのでいつも『歯ブラシ』を使って掃除してますね。
コケ掃除は見栄えをするなら必須なので『掃除用として持っておくことを推奨』しますよ!
③電源タップ
電源タップ
- 値段
➤1000〜2000円 - 使い道
➤コンセントを増やす
『電源タップ』はバスキングライトやヒーター、ろ過フィルターを使うので確実に必須です!
なぜなら『家庭用コンセントは基本的に2口しかないのでコンセントが足りない』から
というのも『カメの飼育は色んな道具を使うのでコンセントが多く必要』なんですよね。
例えば、以下の飼育道具。
- 保温ヒーター
- ろ過フィルター
- 紫外線ライト
- バスキングライト
どれもカメ飼育では必須道具なんですが全部使うとなるとコンセントが4つも必要になります。
しかし『家庭用コンセントは2口』しかない。
そこで『電源タップ』を使ってコンセントを増やし、足りない分を補うというわけです。
カメを飼育するなら持っておいて損はないので買っておきましょう!
④スイムタオル
スイムタオル
- 値段
➤1000〜1500円 - 使い道
➤水滴の拭き掃除
『スイムタオル』はお世話で飛んだ水滴を拭くために必要ですよ!
例えば、水槽の水をバケツで汲もうとしたときや水の入ったバケツを持ち運ぶ時。水が飛んで濡れるのは避けられませんよね。
そこで『スイムタオル』の出番です。スイムタオルなら水を含んでも絞れば脱水できるので洗濯の必要はありません。
さらに、吸水性も抜群に高いので水で濡れた浮島やフィルターの一時的な置き場所としても使うことができますよ。
とはいえ、これだけなら普通のタオルでも良さげに見えますよね。
しかし『普通のタオルだと水に濡れた浮島やフィルターの置き場所には使いづらい』んですよね。
水を吸収しきれず床が濡れてしまう可能性が高いので結局、拭き掃除が必要になります。
拭き掃除の手間を省くという意味でも『スイムタオル』は便利な道具ですよ!
⑤プラスチックケース(プラケ)
プラスチックケース
- 値段
➤1500〜2000円 - 使い道
➤カメの避難場所
『プラケ』もカメ飼育では必須ですよ。
なぜなら『水換えや日光浴でカメを取り出す機会が多い』から
日光浴や水換えをするために取り出したカメを家の中に歩かせるのも悪くはありません。
しかし、部屋の中を歩かせた挙句、狭い隙間に入られたりすると救出が面倒なんですよね。
そこでカメを隔離しておくための道具として『プラケ』を準備しておくと何も考えずに日光浴や水換えができるようになります。
プラケを一つ持っておくだけでカメ飼育はめちゃくちゃ楽になるのでカメを飼うなら最低1つは持っておくことを推奨しますよ。
揃えるときの優先順位は?
どれも必須なので全て揃えて欲しいところではあるんですが、予算の都合ですぐには揃えれないという人もいると思います。
そんな方のために揃えるときの優先順位を紹介しておきますね。それがこちら。
その後に2位以降の道具を揃えていくと良い感じです。具体的な理由は以下の通り。
1位 電源タップ
間違いなく『電源タップ』が最優先ですよ。
なぜなら『電源タップが無いと以下の道具を使えない』から
- ヒーター
- フィルター
- 紫外線ライト
- バスキングライト
どれもカメ飼育では必須の道具です。 これらの道具が使えなかったらカメ飼育はできないと言っていいです。
カメを快適に飼育するためにも最優先で『電源タップ』を購入しましょう。
2位 バケツ
『バケツ』は水換えで必要になるので早めに揃えましょう。
なぜなら『水換えしないとカメが体調を崩しやすい』から
カメにとっての水は人間に例えると空気。人間も空気が汚れていたら体調を崩しますよね。
そのため『バケツ』を購入して水換えが出来るようにしておきましょう!
3位 プラスチックケース
『プラケ』は何かと使い道が多いので出来るだけ早めに揃えましょう。
なぜなら『水換え時の避難場所や日光浴とプラケが必要になる場面は多い』から
カメを飼育していくと 「カメを避難できる場所が何かあれば……」と思うことはよくあるので揃えておくと良いですよ。
とはいえ、カメの避難場所だったらバケツでも事足りるという理由もあるので順位は低くなりましたね。
4位 歯ブラシ
『歯ブラシ』はあればいいですが『優先して揃える必要はない』かなと。
なぜなら『コケ掃除は普通のブラシやスポンジでも事足りる』から
『歯ブラシ』は細かい部分を掃除するのに向いているんですがそれは普通のブラシやスポンジでも出来るんですよね……。
さらに、普通のブラシやスポンジなら既に持っている人も多いと思うので他の道具と比べて優先して買う必要はないかなと。
5位 スイムタオル
『スイムタオル』はぶっちゃけ普通のタオルでも代替が利くので優先順位は一番低いです。
なぜなら『スイムタオルの役割は普通のタオルとほぼ一緒』だから
結局は拭き掃除に使うだけなので普通のタオルでも事足ります。
『スイムタオル』は使った後に洗濯しなくて良いという優れた点がありますが普通のタオルも服とかシャツと一緒に洗濯してしまえばいいので管理面での楽さに差はありません。
そのため、優先して揃える必要は全くなく順位が一番低くなりました。
【初心者向け】そもそもカメの飼育道具って何が必要?
ここでは
「そもそもカメの飼育道具って何が必要なの?」
という疑問を持っている方向けにカメを飼育するために必要な道具を紹介します。
カメ飼育を始めたい方は便利道具と一緒に飼育道具も揃えておきましょう。それでは紹介していきますね。
①水槽
まずは水槽が必須ですね。 水槽がないとカメ飼育は始まらないので一番最初に選びましょう。
水槽サイズは最低でも『幅60cm以上』あると安心かなと思ってますね。
なぜなら、60cmより小さい水槽だと『ろ過フィルターや浮き島に場所を取られてカメの泳げるスペースがなくなる』から
カメを飼うならろ過フィルターや浮き島といった道具が必須なんですが、これらを設置すると手狭になるんですよね……。
そのため、余裕を持って遊泳スペースを確保をするために『幅60cm以上』の水槽を選ぶようにしてください。
②ライト
続いてはライトが必要ですね。 必要となるライトは以下の2種。
- 紫外線ライト
➤骨格形成のために必要 - バスキングライト
➤甲羅干しのために必要
この2種類のライトを必ず揃えてくださいね。
それぞれ役割が違うので間違えないようにしましょう!
【おすすめのライト】
まずは紫外線ライトですね。
『紫外線ライト』
私が使っている紫外線ライトは元々トカゲやリクガメといった爬虫類用のライトです。
カメ用とは書いてないですがカメの飼育に問題なく使えるのでかれこれ5年以上愛用していますよ。
『バスキングライト』
バスキングライトはカメ専用の物を必ず使ってください。
なぜなら『トカゲやリクガメ用のバスキングライトだと水滴が着いたときに割れる可能性がある』から
水滴による温度差でトカゲ・カメ用のライトだと割れる可能性があるので水滴が着いても割れないカメ用バスキングライトを使いましょう。
③水中ヒーター
続いて、水中ヒーターが必要です。
なぜ必要かというと『ヒーターが無いと水温調節できないのでカメが体調を崩しやすくなる』んですよね
カメも人間と同じで温度変化に強くないです。 特に冬場は寒すぎて食欲が落ちその影響で免疫力が下がって体調を崩したりします。
体調が崩れると大変なので年中同じ水温で飼育できるように水中ヒーターを使いましょう。
【おすすめのヒーター】
私がおすすめしてる水中ヒーターは『サーモスタット一体型ヒーター』です。
サーモスタット一体型ヒーター
サーモスタット(温度調節機能)とヒーターが1つに合体したタイプのヒーター
ヒーター選びで迷ったら初心者は『サーモスタット一体型ヒーター』がおすすめです。
④ろ過フィルター
ミズガメは水を汚すペースが早いのでろ過フィルターを設置してあげましょう。
ろ過フィルターを設置しないとフンや尿による汚れで臭いがきつくなったり体調を崩しやすくなったりと良いことはありません。
そのため、ろ過フィルターを設置して水を綺麗に維持できるようにしてください。
【おすすめのろ過フィルター】
私がおすすめしているろ過フィルターは『投げ込み式タイプ』のフィルター。
投げ込み式フィルターとは?
実物はこんな感じ。
なぜこれをおすすめしているかというと、以下3つの理由があるから。
- 手頃な価格
➤一式2000円程度で揃う - 掃除が簡単
➤ウールを洗うだけでOK - ランニングコスト良し
➤ウール交換に200〜300円ぐらい
ただ、ろ過能力はそこまで高くないので『週一回程度は水換えが必要なのがデメリット』ですね。
とはいえ、水換え自体は他のろ過フィルターでも必要なのであまり気にしなくていいデメリットだと思います。
⑤浮き島
続いては浮き島ですね。
なぜ必要かというと『カメは甲羅干しのため陸地となる場所が必要』だから
浮き島を設置しないと甲羅干し(日光浴)ができず骨格形成に支障が出るんですよね。
そのため、甲羅干しができるように浮き島を設置しましょう!
【おすすめの浮き島】
私がおすすめしている浮き島は『GEX タートルバンクM』です。
なぜこれをおすすめしているかというと『水槽内を広く使えるから』ですね。
というのも、タートルバンクMはマグネットタイプの浮き島なので下部に空間ができます。
赤丸部分に良い感じの空間ができてますよね。
マグネットで浮き島を浮かべてるので水槽に余分な物を入れずにスペースを広く使えるというわけです。
カメを飼うなら広いスペースは必須なので広いスペースを維持しながら設置できる『GEX タートルバンクM』はめちゃくちゃ重宝してます。
⑥フタ
ミズガメを飼うならフタも必須ですよ!
なぜなら『脱走される』から
水槽は元々金魚や熱帯魚を飼う前提で作られているのでフタや扉のようなものは取り付けられていません。
そのため『脱走される可能性が常に付き纏う』んですよね。
当然、脱走されても良いことはないのでフタを設置してカメが脱走できないようにしましょう!
【おすすめのフタ】
私がおすすめしているフタは『スドーハープネット45cm』です。
これは網目状になってるタイプのフタですね。
上にバスキングライトを置けたり通気性が良かったりと利便性に優れたフタなのでフタ選びで迷ったらこれにしておけばOKですよ。
【まとめ】便利道具でカメを快適に飼おう
カメは寿命が『15年〜20年以上とかなり長い』です。この長い間、お世話をするとなったら便利道具は間違いなく必須です。
もし飼育が不便だったら掃除が面倒になったりとモチが低くなったりと良いことはありません。
そこで、この記事で紹介した便利道具で快適にカメを飼育しましょう。
快適にカメを飼育できればモチベーションも上がりますし、日々のお世話も楽になりますよ。
まだ持っていないという人は以下から購入してくださいね。
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