この記事で解決できるお悩み
動物系専門学校を卒業したあとペットショップで3年働いてました。
今では10匹以上の爬虫類に囲まれながら過ごしてます。
「トゲオアガマの飼育環境ってどうやって作ればいいの?」
こんな悩みを解決できる記事を書きました。
たしかにトゲオアガマの飼育環境ってイメージしづらいですよね。 ネットで調べても具体的な飼育環境ってあまり出てきません。
「じゃあペットショップは?」と出向いても、ショップと家での飼育方法はかなり差があるので参考にならないんですよね。
そこで、トゲオアガマを7年以上飼育している私が実際の飼育環境を紹介しようと思います。
実際にトゲオアガマを飼育している環境を写真付きで紹介するのでそのまま真似できますよ!
トゲオアガマの飼育を考えている方はぜひ読んでいってくださいね。
【トゲオアガマの飼育環境作り】
以下記事では『トゲオアガマの飼育環境を作りたい』方向けに以下記事で作り方を紹介してます。
写真を使って実際に作っているのでこちらも参考にしてください。
➤【初心者でも出来る】トゲオアガマが飼える60cm飼育レイアウトの作り方
実際の飼育環境を写真付きで紹介!
それでは飼育環境を紹介します。
①全体像
③シェルター
⑤バスキングスポット
②全体像(アップ)
④レイアウト
⑥紫外線ライト
私の飼育環境はこんな感じですね。これで7年以上トゲオアガマを飼育しています。
次からこの飼育環境に使っている飼育道具を紹介しますね。
トゲオアガマ飼育で使っている道具は8つ
ここからは私が実際に使っている飼育用品について紹介します
私が使っている飼育用品は以下の8つ。
場合によってはいらない物もありますが基本はこの8個の飼育道具を準備できればOK!
実際に私がこの8個を使ってトゲオアガマを飼育しているので少しは参考になると思います。
①飼育ケージ
飼育ケージ
グラステラリウム6045
➤幅60cm×奥行45cm×高さ45cm
私が使っているのは60cmの飼育ケージ。60cmあれば問題なくトゲオアガマを飼育できます。
ただ、こう言っておいてなんですが『可能なら一回り大きい90cmサイズがおすすめ』ですね。
なぜなら『レイアウトしたりシェルターを置くとケージが手狭になる』から
流木とか石とかレイアウト素材を置いていくとケージがかなり狭くなってしまうのでトゲオアガマが動ける範囲が減っちゃうんですよね。
さらに、トゲオアガマは動き回るので60cmだと窮屈に感じることも多いです。
そのため、可能なら『90cmケージが一番おすすめ』だと感じます。
ただ、90cmケージは『値段が高い』のがとにかくネック。こんな感じで値段にかなり差があるんですよね。
そのため、予算に余裕がある人は『90cmケージ』を使うといいかなと思います。
とはいえ「余裕を持って飼育するなら90cmが良いよ!」という話なので60cmでもOKですよ!
【トゲオアガマにおすすめのケージ】
以下の記事で「トゲオアガマを飼うならこのケージが最強!」というケージを紹介してます。
トゲオアガマを飼うなら超おすすめなのでぜひ参考にしてください。
➤【トゲオアガマにおすすめ】最強の飼育ケージグラステラリウムを紹介!
②床材
個人的に床材は『デザートブレンドクラシック』一択ではないかと思っています。
その理由が以下の3つ。
デザートブレンドクラシックの良い所
- 掃除が簡単
- 見た目が良い
- レイアウトが映える
個人的には『見た目が良い』というのが気に入っているポイント。
トゲオアガマの生息地が『砂漠や荒野のような乾燥地帯』なので砂漠に似たレイアウトを作りたいと考えました。そうなると砂系の床材をできる限り使いたいところ。
ということで、砂系の床材を色々使ってみましたがどれもしっくり来なかったんですよね。
- 見た目が微妙
- 掃除がしづらい
- 濡れると固まる
機能面で微妙だと感じる床材が多かったです。
そんな中でいろいろ探してみたところ、わがままな要望を叶えてくれる床材はデザートブレンドクラシックしかありませんでした。
- 見栄え ◯
- 掃除のしやすさ ◯
- 濡れても固まらない ◯
床材選びで迷っている人はデザートブレンドクラシックにしておけば間違いないです。
【デザートブレンドクラシックのレビュー】
以下記事で『デザートブレンドクラシックのレビュー』をしてます。
デザートブレンドクラシックがどんな床材なのか知りたい方はぜひ参考にしてください。
➤【レビュー】乾燥系爬虫類の床材はデザートブレンドクラシックがド安定
③バスキングライト
バスキングライト
トゲオアガマはバスキングスポットの温度が『45~50度』とめちゃくちゃ高いです。そのため、用意するライトも専用の物にしなければなりません。
とは言われても「どんなライトを選べばいいの?」と疑問に思いますよね。
そこで、簡単にバスキングライトの選び方を紹介します。
バスキングライトの選び方
- パッケージに以下の言葉が書かれている
➤昼用集光型
➤狭い範囲に集中照射 - W数の高いものを選ぶ
➤100W~150W
簡単に紹介しましたがこれだけでは伝わり辛いので"百聞は一見に如かず"。以下の画像をご覧ください。
というわけで、ライトのパッケージいろいろ書いてありますよね。少し見づらいですがパッケージの説明文に
- 昼用集光型
- 狭い範囲に集中的に……
みたいな文が書かれていますよね。こんな感じの説明文が書いてあればOKです!
バスキングライトの種類によって説明文に違いがあったりしますが、似た言葉が書かれていれば大丈夫ですよ。
ちなみに私は『サングロータイトビーム 100W』というバスキングライトを使っています。
④紫外線ライト
紫外線ライト
トゲオアガマはもとは紫外線が強い地域に生息しているので紫外線量の多い紫外線ライトを選ぶのがおすすめ!
紫外線ライトの選び方は以下の通り。
紫外線ライトの選び方
- パッケージに以下が書かれている
➤砂漠
➤乾燥地帯向け - W数の高いものを選ぶ
➤26W
何となく気付いた方もいるかもしれませんが選び方はバスキングライトとほぼ同じです。
紫外線ライトにも以下のような文章がパッケージに書いてあります。
- 乾燥地帯向け
- 砂漠に生息する爬虫類
これを目印に選べればいいんですがバスキングライトと違い種類が多いので、こういった説明文が書いていない物もあります。
そんな時は『W数の高いものを選べばOK』です
これを考慮して私は『レプタイルUVB150 26W』を使用しています。
トゲオアガマを十分飼育できる紫外線量を出してくれるのでおすすめですよ!
⑤ソケット
ソケット
バスキングライトと紫外線ライトはソケットが無いと使えないので必ず使いましょう!
私的には『マルカン クリップソケット』がおすすめ。なぜなら、以下3つのメリットがあるから。
- 値段が安め
➤約2,100円 - 頑丈で長持ち
➤7年使っても現役 - 取り付けが簡単
➤ケージのフチに挟むだけ
この3つのメリットからソケット選びで悩んだら『マルカン クリップソケット』にしておけば間違いないです。
『失敗しないソケットの選び方』
以下記事で『初心者でも失敗しない選び方』を紹介してます。
ソケット選びで悩んでいる方や失敗したくないという方はぜひ参考にしてください。
➤失敗しないソケットの選び方【爬虫類ライト】
⑥温度計
温度計
温度計はトゲオアガマに限った話だと無くても良いかなという感想。
なぜなら『途中で見なくなる』から
というのも、トゲオアガマの飼育で一番重要な温度と言えばバスキングスポットなんですがバスキングスポットの温度って基本的に変わりません。
例えば、バスキングスポットの温度がこんな風に変わるというのは考えられないんですよね。
昼間:45度→夕方:50度
1度ぐらいの誤差はあるかもしれませんが昼間に45度だったら夕方も45度のはず。
一度設定した温度から変わることはほぼないのでそれ以降は温度計を見なくても問題ありません。
そうなると温度計を見る機会も減るのでだんだん見なくなるというわけです。
とはいえ『温度計はあると便利』なのは間違いないです。
トゲオアガマの体調や行動がいつもと違うときに温度の確認が必要になりますよ。
⑦ランプステー
ランプステー
ランプステーはGEXのグラステラリウムを使用しているときにのみ必要です。
もう一度言います『グラステラリウムを使用しているときのみ必要』です!
というわけで、グラステラリウム以外の飼育ケージを使う場合は無くても大丈夫。
「グラステラリウムは使わない」という方は読み飛ばしてください。
なぜランプステーが必要かというと
クリップタイプのソケットを固定するため
具体的にはこんな感じで取り付けます。
グラステラリウムは上部にフタがあるのでクリップタイプのソケットをそのまま固定することができません。
そのため、写真のようにソケットを固定するために別売りのランプステーが必要となるわけです。
ちなみにトゲオアガマは『バスキングライトと紫外線ライトの2つを使用』します。
そのため、追加で1つ購入する必要がありますよ!
⑧レイアウト素材
トゲオアガマを飼育するなら『カッコいいレイアウトを作りたい』ですよね。
カッコいいレイアウトだと飼育のモチベが上がり楽しみが増えるのでレイアウトは気合を入れて選びましょう!
私の場合は流木と石を組み合わせてレイアウトを作り、残ったスペースにレンガと石を組み合わせてシェルターを作りました。
レイアウトに自身がないのでシンプルな感じになりましたが満足してますよ。
【トゲオアガマが快適に暮らせるレイアウト】
以下記事で『トゲオアガマが快適に暮らせるケージレイアウト』を紹介してます。
初心者にも分かりやすいように作り方を紹介してるのでぜひ参考にしてください。
➤トゲオアガマが快適に暮らせるケージレイアウト術
飼育環境を作るときに意識するべきポイント
ここまでで、トゲオアガマの飼育環境がどんな感じなのかある程度は想像できたと思います。
飼育環境をイメージできたらあとは作っていくだけです。
「ライトやシェルターをどんどん設置しましょう!」と言いたいところなんです少し待ってください!
ライトやレイアウト素材を何の考えもなしに設置していくのはおすすめしません。
というのも『飼育環境を作るときにこれだけは意識した方が良いなと思うことが2つ』あるから。
この2つを意識すればトゲオアガマの飼育環境を上手に作れるのでぜひ参考にしてください!
飼育環境を作る時に意識すること
ごちゃごちゃし過ぎない
レイアウトは『ごちゃごちゃしないことを意識』です!
なぜなら『シェルターや流木は入れすぎるとケージ内がごちゃごちゃする』から
ごちゃごちゃしたレイアウトは見栄えも良くなく掃除も大変。さらにトゲオアガマにとっても良い環境とは言えません。
それよりもシンプルでスッキリしている方が見栄えが良く、掃除も楽になりますよ。
事故らないように注意
飼育環境を作るときはトゲオアガマが『事故らないように注意』して作りましょう!
「え!?事故るってどういうこと?」
と思うかもしれませんが、簡単に言うと『ケガをしない環境を作る』ということです。
例えば、レイアウトをするときに流木や石を重ねたりしますよね。 しかし『重ね過ぎは危険』です。
なぜなら『石や流木は重ねていくと足場がどんどん不安定になる』から
何もない所で崩れるなら問題ありませんがトゲオアガマが下敷きになったら最悪です。
『命に関わるかもしれない』ので安全に飼育環境を作っていくように意識しましょう。
以下に『これは事故るかも』というシチュエーションをいくつか紹介するので参考にしてください。
- レイアウトの重ね過ぎ
➤崩れるかも - バスキングライトが近すぎる
➤触れて火傷するかも - 角が尖っているものを置く
➤ケガをするかも - 隙間がある
➤脱走するかも - 重量の重いものを置く
➤下敷きになるかも
【まとめ】飼育環境はとりあえず作ってみよう
実際の飼育イメージを掴むためには『飼育環境を一度作ってみることが効果的』ですよ!
というのも、実際に作ってみないとどんな飼育用品がどんな役割を果たしているのか、どんなレイアウトが良いのかわからないんですよね
『頭の中で考えたことを、実物にしてみたら思ってたのと違う』
というのはよくある話です。
そのため、トゲオアガマの飼育を考えている方はとりあえず飼育環境を作ってみることをおすすめします!
最後に今回紹介した飼育用品を貼っておきます。まだ持っていないと言う方はこの機会にぜひ揃えてくださいね。
飼育設備 | 種類 |
飼育ケージ | グラステラリウム6045 |
床材 | デザートブレンドクラシック |
バスキングライト | サングロータイトビーム 100W |
紫外線ライト | レプタイルUVB150 26W |
ソケット | マルカン クリップソケット |
温度計 | ビバリア ツインメーター NEO |
ランプステー | グラステラリウム専用ランプステー |
レイアウト素材 | 流木、石、レンガなど |
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