動物系専門学校を卒業したあとペットショップで3年働いてました。
今では10匹以上の爬虫類に囲まれながら過ごしてます。
カメ飼育にスポンジフィルターを使おうと考えているあなたへ。いったん立ち止まってください。
なぜなら『スポンジフィルターを使うと失敗するかもしれない』から
私は実際にスポンジフィルターを使って失敗しました。
何を失敗したかというと『カメにスポンジフィルターをかじられた』んですよね。
その実際の写真がこちらです。
最初こそ何も無かったんですがいつの間にか食われてましたね。
これを見て「カメ飼育にスポンジフィルターは使わない方がいいかも……」と思いました。
この記事ではかじられないための対策方法やスポンジフィルターのメリット・デメリットについて紹介します。
- スポンジフィルターを使おうと考えている
- どのフィルターを選んだらいいか迷っている
こんな方は失敗しないためにもぜひ読んでくださいね。
スポンジフィルターを使わない方が良い理由
スポンジフィルターを使わないほうが良いと思った最大の理由。
それはカメが『かじって誤飲の危険性があること』です
スポンジフィルターはスポンジだけあって柔らかくてかじりつかれすいんですよね。
これが実際にかじられたスポンジフィルター。
ただ……正直な話、かじられるだけなら買い替えればいいのでそこまで問題ではありません。
問題はその後『誤飲の危険があるのがNG』です。
なぜなら『カメはスポンジフィルターが食べ物だと思ってかじっている』から
カメは雑食性で食欲旺盛です。口に入れるものは何でも食べようとします。
大体は口に入れても食べ物では無いと判断して吐き出すので大事に至りませんが危険です。
さらに、かじるだけで飽きてくれるなら良いものの一連の行動をとにかく繰り返すのが難点。
カメの行動パターン
- スポンジを噛む
- 食べられないから吐き出す
- またスポンジを嚙む
- 食べられないから吐き出す
1~4を飽きるまで繰り返します。
全部吐き出してくれれば問題ないですが手違いで飲み込むと生死に関わるんですよね。
これがスポンジフィルターを使わないほうが良いと思った理由ですね。
かじられないための対策
ここからは『スポンジフィルターをかじられないための対策方法を3つ』紹介します。
個人的にこの3つが対策として効果的だと思うのでこれからスポンジフィルターを使う方はぜひ参考にしてくださいね。
かじられないための対策方法
対策①エサをとにかく与える
カメがスポンジフィルターをかじるのはエサとして食べられるか確認しているから。
かじるというのはすなわち『お腹が空いている』ということです。
それを解決するには『シンプルにエサを与えること』ですね
先ほども言った通りカメは食欲旺盛です。めちゃくちゃ食べます。
そのため、エサの量が少ないとスポンジフィルターをかじる頻度も多くなるんですよね。
私の時も何日か家を空ける予定だったので、その間に水が汚れないようにエサの量を減らしてましたね。
量を減らすまでは何もなかったのでエサを十分与えていればかじられることは少なくなりますよ。
対策②スポンジフィルターを保護する
かじられるならスポンジフィルターを保護しましょう。
なぜなら『カメはエサになりそうなものが目の前にあるからかじってしまっている』から
それならば『スポンジフィルターを保護してあげればいい』です。
例えば、こんな感じで対策できます。
- スポンジフィルターをネットで巻く
- レイアウトを工夫して近づけないようにする
簡単にかじれないようにスポンジフィルターを保護すればOKです。
手間がかかるので簡単にできる対策では無いですがやってみる価値はありますよ。
対策③スポンジフィルターをやめる
究極の対策と言っていいでしょう。
スポンジフィルターをやめれば何も悩む必要はありません
カメのろ過フィルターはスポンジフィルター以外にもたくさんあります。
- 底面フィルター
- 上部フィルター
- 外部フィルター
- 投げ込み式フィルター
スポンジフィルターしか使いたくないという理由がない限りは別のフィルターに変えてもいいのかなと思います。
ろ過能力としては大差ないですが、やはりかじられる心配が無いというのは安心できますね。
いっそのことスポンジフィルターをやめるというのも1つの選択肢ですよ!
【カメのろ過フィルター比較】
以下記事では『カメのろ過フィルターでどれかおすすめなのか』紹介してます。
カメにとってろ過フィルターは生命線なので、この記事を読んで最適なろ過フィルターを選べるようにしましょう。
➤【徹底比較】どれが綺麗になる?カメのろ過フィルターをタイプ別に紹介
なぜスポンジフィルターを使っていたのか?
【結論】掃除が楽だったので使ってました!
スポンジフィルターの掃除は『スポンジ部分を取り出して揉み洗いするだけ』です。
実際に使いましたが水換え時にサッと揉み洗いするだけで綺麗になったので超簡単でしたよ。
さらにスポンジ部分の交換も『1~2年』に1回ぐらいでいいのでコスパ最強だったという理由もありますよ。
スポンジフィルターのメリット・デメリット
【スポンジフィルターのメリット・デメリット】
メリット |
|
デメリット |
|
結論 |
小型のカメなら十分!大型のカメにはあまり向いていない |
スポンジフィルターは『小型のカメやベビー個体に使用するなら問題なし』ですよ!
小型のカメなら嚙みちぎられる可能性も低いですし、ろ過も十分間に合うのでおすすめです。
反対にサイズが大きいカメは噛む力が強く、水も汚すのであまり向いていないかと思いますよ。
【結論】サイズが大きいカメにはおすすめできない
そんなわけで『スポンジフィルターはサイズの大きいカメにはおすすめできない』かなと。
なぜなら『力が強く噛みちぎられる可能性がある』から
もちろん個体差もありますが私の場合は噛みちぎられてしまいましたね。
とはいえ、スポンジフィルターは『設置も簡単ですし掃除も楽なので優秀なフィルター』です。
そのため『ベビーサイズのカメや元々のサイズが小さいカメに使うのはおすすめ』ですよ。
【おまけ】カメ飼育にはどのフィルターがおすすめ?
ここからはおまけとして
「スポンジフィルター以外におすすめフィルターを教えて!」
こんな疑問にお答えします。
個人的におすすめのろ過フィルターは『投げ込み式フィルター』ですね。
なぜおすすめかというと『とにかく掃除が簡単』だから。
具体的には『ウールを取り出して揉み洗い』するだけ
掃除のやり方はスポンジフィルターと同じなのでスポンジフィルターを使っていた人はすんなり掃除できるのかなと。
ただ、ろ過能力は低いので『大型水槽(60cm以上)や大型のカメの場合は不向き』です。
とはいえ『掃除は簡単なので小型のカメなら投げ込み式フィルターがおすすめ』ですよ!
投げ込み式フィルターの注意点
投げ込み式フィルターを使うときに1つ注意点があります。それは『本体だけ購入しても使えないこと』ですね。
別で『エアーポンプ』と『エアーホース』の2つが必要になるので忘れないようにしましょう!
【エアーポンプ】
【エアーホース】
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